プロジェクト テンプレートと項目テンプレートとは
プロジェクト テンプレートと項目テンプレートは、基本的なコードや構造を提供する再利用可能なスタブであり、独自の目的に合わせてカスタマイズできます。 通常は、プロジェクト テンプレートから始めて、項目テンプレートを追加します。
Visual Studio のテンプレート
Visual Studio をインストールすると、定義済みのプロジェクト テンプレートと項目テンプレートを多数使用できるようになります。 プロジェクト テンプレート (ASP.NET Core Web アプリ テンプレートやクラス ライブラリ テンプレートなど) は、新しいプロジェクトを作成する際に選択できます。 項目テンプレート (コード ファイル、XML ファイル、HTML ページ、スタイル シートなど) は、[プロジェクト]>[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスに表示されます。
これらのテンプレートは、ユーザーがプロジェクトの作成を開始したり、既存プロジェクトを拡張したりするための開始点を提供します。 プロジェクト テンプレートには、特定の種類のプロジェクトで必要になるファイルが用意されており、標準のアセンブリ参照が含まれています。また、ここで既定のプロパティとコンパイラ オプションが設定されます。 項目テンプレートの複雑さは、特定のファイル拡張子を持つ 1 つの空のファイルから、スタブ コードを含む複数のソース コード ファイル、デザイナー情報ファイル、埋め込みリソースまで、さまざまです。
インストール済みテンプレートを使用したり、独自のカスタム テンプレートを作成したり、コミュニティで作成されたテンプレートをダウンロードして使用したりできます。 詳細については、「方法: プロジェクト テンプレートを作成する」および「方法: 項目テンプレートを作成する」を参照してください。
テンプレートの内容
すべてのプロジェクト テンプレートと項目テンプレートは、Visual Studio と共にインストールされたものも、自分で作成したものも、同じ原則で機能し、似た内容から構成されます。 すべてのテンプレートには次の項目が含まれます。
テンプレートを使用すると作成されるファイル。 これらのファイルには、ソース コード ファイル、埋め込みリソース、プロジェクト ファイルなどが含まれます。
.vstemplate ファイル。テンプレートからプロジェクトや項目を作成するため、また [新しいプロジェクトの作成] ページまたは [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスにテンプレートを表示するために必要なメタデータが含まれます。
.vstemplate ファイルについて詳しくは、テンプレート タグに関するページと「テンプレート パラメーター」を参照してください。
これらのファイルが .zip ファイルに圧縮されて適切なフォルダーに配置されると、Visual Studio はそれを次の場所に自動的に表示します。
プロジェクト テンプレートは、[新しいプロジェクトの作成] ページに表示されます。
項目テンプレートは、[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスに表示されます。
テンプレート フォルダーの詳細については、「方法: プロジェクト テンプレートと項目テンプレートを配置して整理する」を参照してください。