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簡略化された埋め込み

簡略化された埋め込みは、Visual Studio がドキュメント ビュー オブジェクトの親 (つまり子になる) であり、そのウィンドウ コマンドを処理するために IVsWindowPane インターフェイスが実装されている場合に、エディターで有効になります。 簡略化された埋め込みエディターでは、アクティブなコントロールをホストできません。 簡略化された埋め込みを使用してエディターを作成するために使用するオブジェクトを次の図に示します。

簡略化された埋め込みエディターのグラフィック

簡略化された埋め込みエディター

Note

この図のオブジェクトのうち、標準的なファイルベースのエディターを作成するために必要なのは CYourEditorFactory オブジェクトだけです。 カスタム エディターを作成する場合は、 IVsPersistDocData2 を実装する必要はありません。エディター独自のプライベートの永続化メカニズムを備えることになる可能性があるからです。 ただし、カスタム エディター以外の場合は、これを行う必要があります。

簡略化された埋め込みを備えたエディターを作成するために実装されるすべてのインターフェイスは、CYourEditorDocument オブジェクトに含まれています。 ただし、ドキュメント データの複数のビューをサポートするには、次の表に示すように、インターフェイスを別のデータに分割し、オブジェクトを表示します。

Interface インターフェイスの場所 使用
IVsWindowPane 表示 親ウィンドウへの接続を提供します。
IOleCommandTarget 表示 コマンドを処理します。
IVsStatusbarUser 表示 ステータス バーを更新できるようにします。
IVsToolboxUser 表示 ツールボックス項目を有効にします。
IVsFileChangeEvents データ​​ ファイルが変更されたときに通知を送信します。
IPersistFileFormat データ​​ ファイルの種類に対して名前を付けて保存機能を有効にするために使用します。
IVsPersistDocData2 データ​​ ドキュメントの永続性を有効にします。
IVsDocDataFileChangeControl データ​​ 再読み込みのトリガーなど、ファイル変更イベントの抑制を許可します。