Web プロジェクトの基本情報
Web プロジェクトでは、Web アプリケーションを作成します。 Web プロジェクトを使用して、スマート Web ページを含む Web アプリケーションを作成できます。 スマート Web ページには、Web ページをオンデマンドでレンダリングするサーバー側コードがあります。
Visual Basic や Visual C# などの従来のプログラミング言語を使用してスマート Web ページを作成し、ユーザーから情報を収集して処理したり、データベースに情報を格納したりできます。
分離コード モデルでは、ファイル拡張子 .aspx または .asmx を持つ Web ページに、依存ソース コード ファイルが関連付けられます。 たとえば、hello.aspx には、依存ソース コード ファイル hello.aspx.cs が関連付けられる場合があります。
スマート Web ページに関連付けられているサーバー側コードは、実行可能ファイルにコンパイルされて Web サイトの /bin フォルダーに配置されます。
特定の Web ページに関連付けられていないヘルパー クラスなどの追加のソース コード ファイルは、Web サイトの /App_Code フォルダーに配置されます。
Web サイト プロジェクト (WSP) では、スマート Web ページごとに 1 つの実行可能ファイルが生成されます。 /App_Code フォルダー内のソース コード ファイルから、追加の実行可能ファイルが生成されます。
Web アプリケーション プロジェクト (WAP) では、すべてのスマート Web ページのコードおよび /App_Code フォルダー内のすべてのソース ファイルを組み合わせた、1 つの実行可能ファイルが生成されます。
Web プロジェクトのソリューション ファイルは、Web サイト自体とは別に配置されます。 既定では、ソリューション ファイルは \Documents and Settings\YourAccount\My Documents\<Visual Studio ####>\Projects\YourWebSite に配置されます。
Note
ソリューション ファイルを Web サイトに保持するには、ファイルをそこに移動して再度開きます。
ソリューション ファイルのない Web サイトを Visual Studio で開くと、新しいソリューション ファイルが自動的に生成されます。
Web プロジェクトにはプロジェクト ファイルがありません。 プロジェクト情報は、ソリューション ファイル、web.config ファイル、その他の場所に格納されます。
Web プロジェクトにグローバル プロパティを追加すると、Web プロジェクトのソリューション フォルダーにストレージ ファイルが自動的に作成されます。
Page ディレクティブまたは <script runat="server"> タグを使用すると、スマート Web ページをサーバー側のプログラミング言語に関連付けることができます。
また、Web ページには、任意のスクリプト言語で記述されたクライアント側スクリプト ブロックをいくつでも含めることができます。
Web サイト プロジェクト システムは、プロジェクト テンプレートと項目テンプレートを追加し、Visual Web Developer プロジェクトに登録することで実装されます。
WAP システムは、プロジェクト サブタイプ (プロジェクト フレーバーとも呼ばれます) として実装されます。 WAP システムを作成するために、Visual Web Developer プロジェクトに WAP サブタイプによってフレーバーが適用されます。 プロジェクトのサブタイプの詳細については、「プロジェクト サブタイプ」を参照してください。
スマート Web ページは、HTML とサーバー側のプログラミング言語を組み合わせたものです。 サーバー側の言語は、含まれる言語と呼ばれます。 含まれる言語をサポートするには、Web プロジェクト システムで IVsContainedLanguage インターフェイス ファミリを実装する必要があります。
含まれる言語をエディターでサポートするために、HTML 言語サービスでは、含まれる言語コードの表示を、含まれる言語サービスに委ねる必要があります。
エラー マーカー (赤の波線) は、常にコード エディターのプライマリ バッファーに作成する必要があります。