ソース管理の統合の基本情報
Visual Studio では、2 種類のソース管理統合がサポートされています。ソース管理プラグインは基本的な機能を提供し、ソース管理プラグイン API (旧称 MSSCCI API) を使用して構築されています。VSPackage ベースのソース管理統合ソリューションは、より堅牢な機能を提供します。
ソース管理プラグイン
ソース管理プラグインは、ソース管理プラグイン API を実装する DLL として記述されます。 登録とソース管理の統合機能は、API を通じて提供されます。 この方法は、ソース管理 VSPackage よりも実装が容易であり、ほとんどのソース管理操作に Visual Studio のユーザー インターフェイス (UI) を使用します。
ソース管理プラグイン API を使用してソース管理プラグインを実装するには、次の手順を実行します。
ソース管理プラグインで指定された関数を実装する DLL を作成します。
「方法: ソース管理プラグインをインストールする」で説明されているように、適切なレジストリ エントリを作成して DLL を登録します。
ヘルパー UI を作成し、(ソース管理プラグインを通じてソース管理機能を処理する Visual Studio コンポーネントである) ソース管理アダプター パッケージの要求に応じて表示します。
詳細については、「ソース管理プラグインの作成」を参照してください。
ソース管理 VSPackage
ソース管理 VSPackage の実装では、Visual Studio のソース管理 UI をカスタマイズした代替 UI を開発できます。 この方法では、ソース管理の統合を完全に制御できますが、UI 要素を提供すること、また、プラグインの方法で提供されるソース管理インターフェイスを実装することが必要になります。
ソース管理 VSPackage を実装するには、次の手順に従います。
「登録と選択」で説明されているように、独自のソース管理 VSPackage を作成して登録します。
既定のソース管理 UI をカスタム UI に置き換えます。 「カスタム ユーザー インターフェイス」を参照してください。
使用するグリフを指定し、ソリューション エクスプローラーのグリフ イベントを処理します。 「グリフ管理」を参照してください。
「クエリの編集とクエリの保存」で示しているように、クエリの編集とクエリの保存イベントを処理します。
詳細については、「ソース管理 VSPackage の作成」を参照してください。