シンボル プロバイダー
式エバリュエーターの実装では、変数と式を評価するために、言語コンパイラによって生成されるシンボリック デバッグ情報にアクセスする必要があります。 これを行うには、シンボル ハンドラーとも呼ばれる、シンボル プロバイダー (SP) のインターフェイスを使用します。
Visual Studio には、プログラム データベース (PDB) シンボル ファイル形式を使用したマネージド コードとネイティブ コード用に SP が用意されています。 カスタム形式で格納されているシンボルをプログラムで使用する必要がある場合を除き、Visual Studio に用意されている SP を使用することをお勧めします。
実装に関するメモ
Visual Studio デバッグ エンジンでは、共通言語ランタイム (CLR) インターフェイスを使用して SP と通信することが想定されています。 そのため、Visual Studio デバッグ エンジンと連携する SP では、CLR をサポートしている必要があります。 すべての CLR デバッグ インターフェイスの完全な一覧については、Windows ソフトウェア開発キット (SDK) に含まれる debugref.doc を参照してください。
SP がカスタムのデバッグ エンジンとのみ連携する場合は、デバッグ エンジンのニーズによっては必要に応じて SP を実装できます。