起動の後にスタートアップ イベントを送信する
デバッグ エンジン (DE) がプログラムにアタッチされると、一連のスタートアップ イベントがデバッグセッションに送信されます。
次のようなスタートアップ イベントがデバッグ セッションに送信されます。
エンジン作成イベント。
プログラム作成イベント。
スレッド作成イベントとモジュール読み込みイベント。
読み込み完了イベント。コードが読み込まれ、実行可能な状態になったときに、実行される前に送信されます。
Note
このイベントが続行されると、グローバル変数が初期化され、スタートアップ ルーチンが実行されます。
その他のスレッド作成イベントとモジュール読み込みイベント。
エントリ ポイント イベント。プログラムが Main または
WinMain
などのメイン エントリ ポイントに到達したことを通知します。 このイベントは、通常、既に実行中のプログラムに DE をアタッチした場合は送信されません。プログラムによって、DE は最初にセッション デバッグ マネージャー (SDM) に、エンジン作成イベントを表す IDebugEngineCreateEvent2 インターフェイスを送信します。その後に、プログラム作成イベントを表す IDebugProgramCreateEvent2 を送信します。
これらのイベントの後には、通常、1 つ以上の IDebugThreadCreateEvent2 スレッド作成イベントおよび IDebugModuleLoadEvent2 モジュール読み込みイベントが送信されます。
コードが読み込まれ、実行可能な状態になると、コードが実行される前に DE は IDebugLoadCompleteEvent2 読み込み完了イベントを SDM に送信します。 最後に、プログラムがまだ実行中でない場合は、DE が IDebugEntryPointEvent2 エントリ ポイント イベントを送信して、プログラムがメイン エントリ ポイントに到達したことと、デバッグできる状態であることを通知します。