IDebugProcess2
このインターフェイスは、ポートで実行されているプロセスを表します。 ポートがローカル ポートの場合、IDebugProcess2
は通常は、ローカル コンピューター上の物理プロセスを表します。
構文
IDebugProcess2 : IUnknown
実装側の注意
このインターフェイスは、プログラムをグループとして管理するためにカスタム ポート サプライヤーによって実装されます。 このインターフェイスは、ポート サプライヤーによって実装される必要があります。
また、デバッグ エンジンでは、LaunchSuspended によるプログラムの起動をサポートしている場合にも、このインターフェイスを実装します。
呼び出し元に関する注意事項
このインターフェイスは、このプロセスで識別されるプログラムのグループと対話するために、主にセッション デバッグ マネージャー (SDM) によって呼び出されます。
このインターフェイスを取得するには、GetProcess または GetProcess を呼び出します。 このインターフェイスは、IDebugEngineLaunch2::LaunchSuspended
を呼び出すことによっても返されます。
Vtable 順序のメソッド
次の表に、IDebugProcess2
のメソッドを示します。
メソッド | 説明 |
---|---|
GetInfo | プロセスの説明を取得します。 |
EnumPrograms | このプロセスに含まれているプログラムを列挙します。 |
GetName | プロセスのタイトル、フレンドリ名、またはファイル名を取得します。 |
GetServer | このプロセスが実行されているコンピューター サーバーのインスタンスを取得します。 |
Terminate | プロセスを終了します。 |
[アタッチ] | プロセスをアタッチします。 |
CanDetach | SDM がプロセスをデタッチできるかどうかを決定します。 |
[デタッチ] | プロセスからデバッガーをデタッチします。 |
GetPhysicalProcessId | システム プロセス識別子を取得します。 |
GetProcessId | このプロセスのグローバル一意識別子を取得します。 |
GetAttachedSessionName [非推奨] |
プロセスをデバッグしているセッションの名前を取得します。 [非推奨。 常に E_NOTIMPL を返す必要があります。] |
EnumThreads | プロセスで実行されているスレッドを列挙します。 |
CauseBreak | このプロセスでコードを実行している次のプログラムが停止することを要求します。 |
GetPort | このプロセスが実行されているポートを取得します。 |
解説
IDebugProcess2
には、1 つ以上の IDebugProgram2 インターフェイスが含まれています。
要件
ヘッダー: Msdbg.h
名前空間: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop
アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop.dll