IDebugEngineProgram2::WatchForExpressionEvaluationOnThread
プログラムが停止している場合でも、指定されたスレッドでの式の評価の実行を許可します (または許可しません)。
構文
int WatchForExpressionEvaluationOnThread(
IDebugProgram2 pOriginatingProgram,
uint dwTid,
uint dwEvalFlags,
IDebugEventCallback2 pExprCallback,
int fWatch
);
パラメーター
pOriginatingProgram
[入力] 式を評価しているプログラムを表す IDebugProgram2 オブジェクト。
dwTid
[入力] スレッドの識別子を指定します。
dwEvalFlags
[入力] 評価の実行方法を指定する EVALFLAGS 列挙型のフラグの組み合わせ。
pExprCallback
[入力] 式の評価中に発生するデバッグ イベントを送信するために使用される IDebugEventCallback2 オブジェクト。
fWatch
[入力] ゼロ以外 (TRUE
) の場合、dwTid
で識別されるスレッドで式の評価を許可します。それ以外の場合、ゼロ (FALSE
) はそのスレッドで式の評価を許可しません。
戻り値
成功した場合は、S_OK
を返します。それ以外の場合は、エラー コードを返します。
解説
セッション デバッグ マネージャー (SDM) は、pOriginatingProgram
パラメーターで識別されるプログラムに式を評価するよう要求するときに、このメソッドを呼び出すことによって、アタッチされている他のすべてのプログラムに通知します。
関数の評価や IDispatch
プロパティの評価のためにて、1 つのプログラムでの式の評価により、コードが別のプログラムで実行される場合があります。 このため、このメソッドでは、このプログラムでスレッドが停止していても、式の評価を実行して完了することができます。