Azure から発行設定を取得して Visual Studio にインポートする
[発行] ツールを使用して、発行設定をインポートしてからアプリを配置することができます。 この記事では、Azure App Service 用の発行設定を使用します。 これらの手順は、ASP.NET および ASP.NET Core の Web アプリに適用されます。
Note
発行設定ファイル (*.publishsettings) は、Visual Studio で作成される発行プロファイル (*.pubxml) とは異なります。 発行設定ファイルは Azure App Service によって作成され、Visual Studio にインポートできます。
前提条件
Visual Studio 2019 をインストールし、ASP.NET と Web 開発ワークロードを用意する必要があります。
Visual Studio をまだインストールしていない場合は、Visual Studio のダウンロード ページに移動し、無料試用版をインストールしてください。
Azure App Service を作成する。 詳細な手順については、「Visual Studio を使用して Azure に ASP.NET Core アプリを発行する」を参照してください。
Visual Studio で新しい ASP.NET プロジェクトを作成する
Visual Studio を実行しているコンピューター上で新しいプロジェクトを作成します。
適切なテンプレートを選択します。 この例では、[ASP.NET Web アプリケーション (.NET Framework)] または (C# の場合のみ) [ASP.NET Core Web アプリケーション] を選択し、[OK] を選択します。
指定したプロジェクト テンプレートが表示されない場合は、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの左側のウィンドウにある [Visual Studio インストーラーを開く] リンクに進みます。 Visual Studio インストーラーが起動します。 ASP.NET と Web 開発ワークロードをインストールします。
選択したプロジェクト テンプレート (ASP.NET または ASP.NET Core) は、Web サーバーにインストールされている ASP.NET のバージョンと対応している必要があります。
[MVC].(.NET Framework) または [Web アプリケーション (モデル ビュー コントローラー)] (.NET Core の場合)、[認証なし] がオンであることを確認してから [OK] を選択します。
「MyWebApp」のような名前を入力し、[OK] を選択します。
Visual Studio によってプロジェクトが作成されます。
[ビルド]>[ソリューションのビルド] の順に選択し、プロジェクトをビルドします。
Azure App Service で発行設定ファイルを作成する
Azure portal で Azure App Service を開きます。
[発行プロファイルの取得] に移動し、プロファイルをローカルに保存します。
拡張子が .publishsettings のファイルは、保存した場所に生成されています。 次のコードは、ファイルの一部の例を読みやすい形式で示しています。
<publishData> <publishProfile profileName="DeployASPDotNetCore - Web Deploy" publishMethod="MSDeploy" publishUrl="deployaspdotnetcore.scm.azurewebsites.net:443" msdeploySite="DeployASPDotNetCore" userName="$DeployASPDotNetCore" userPWD="abcdefghijklmnopqrstuzwxyz" destinationAppUrl="http://deployaspdotnetcore2021.azurewebsites.net" SQLServerDBConnectionString="" mySQLDBConnectionString="" hostingProviderForumLink="" controlPanelLink="http://windows.azure.com" webSystem="WebSites"> <databases /> </publishProfile> </publishData>
通常、前述の *.publishsettings ファイルには、Visual Studio で使用できる 2 つの発行プロファイル (Web Deploy を使用して配置するものと、FTP を使用して配置するもの) が含まれています。 上記のコードは Web Deploy プロファイルを示しています。 いずれのプロファイルも、後でプロファイルをインポートするときにインポートされます。
Visual Studio で発行設定をインポートして配置する
Visual Studio で ASP.NET プロジェクトを開いているコンピューターで、ソリューション エクスプローラーのプロジェクトを右クリックし、 [発行] を選択します。
以前に発行プロファイルを構成してある場合、 [発行] ウィンドウが表示されます。 [新規] または [新しいプロファイルの作成] をクリックします。
プロファイルをインポートするオプションを選択します。
[発行] ダイアログ ボックスで [プロファイルのインポート] をクリックします。
前のセクションで作成した発行設定ファイルの場所に移動します。
[発行設定ファイルのインポート] ダイアログで、前のセクションで作成したプロファイルに移動して選択し、 [開く] をクリックします。
[完了] をクリックして発行プロファイルを保存し、 [発行] をクリックします。
Visual Studio で配置プロセスを開始します。[出力] ウィンドウに進行状況と結果が表示されます。
配置エラーが発生した場合は、[その他の処理]>[編集] をクリックして設定を編集します。 設定を変更し、 [検証] をクリックして新しい設定をテストします。 ホスト名が見つからない場合は、[サーバー] と [参照先 URL] の両方のフィールドにホスト名ではなく IP アドレスを入力してみてください。
次のステップ
このチュートリアルでは、発行設定ファイルを作成して Visual Studio にインポートし、Azure App Service に ASP.NET アプリを配置しました。 Visual Studio の発行オプションの概要を確認することができます。