文字列ビジュアライザーでテキスト、XML、HTML、JSON 文字列を表示する
Visual Studio でのデバッグ中は、組み込みの文字列ビジュアライザーを使用して文字列を表示できます。 文字列ビジュアライザーには、データ ヒントまたはデバッガー ウィンドウに対して長すぎる文字列が表示されます。 また、形式が正しくない文字列を識別するのにも役立ちます。
組み込みの文字列ビジュアライザーには、テキスト、XML、HTML、JSON オプション 含まれます。 Autos またはその他のデバッガー ウィンドウから、DataSet、DataTable、DataView オブジェクトなど、他のいくつかの種類の組み込みビジュアライザーを開くこともできます。
手記
ビジュアライザーで XAML または WPF の UI 要素を検査する必要がある場合は、「デバッグ中に XAML のプロパティを調べる」または「WPF ツリー ビジュアライザーを使用する方法」を参照してください。
ビジュアライザーを開く
文字列ビジュアライザーを開くには:
- デバッグ中に一時停止します。
- プレーン テキスト、XML、HTML、または JSON 文字列値を持つ変数にカーソルを合わせます。
- 虫眼鏡アイコン
を選択します。
UIElement の一覧
[式] フィールドには、マウス ポインターを置いている変数または式が表示されます。
値 フィールドに文字列値が表示されます。 空白の 値 は、選択したビジュアライザーが文字列を認識できないことを意味します。 たとえば、XML ビジュアライザー では、XML タグのないテキスト文字列または JSON 文字列の空白の 値 が表示されます。 選択したビジュアライザーで認識できない文字列を表示するには、代わりに Text Visualizer を選択します。 テキスト ビジュアライザー にはプレーン テキストが表示されます。
テキスト文字列データ
テキスト ビジュアライザー にはプレーン テキストが表示されます。 C++ 文字列のカスタム書式設定が必要な場合は、Natvis 視覚化作成します。
さらに、テキスト ビジュアライザー では、ツールと文字列操作のオプションが提供され、次のテキストを簡単にデコードできます。
- Base64 エンコード
- Base64 デコード
- URL エンコード
- URL デコード
- JWT デコード
文字列操作 ドロップダウン リストを選択し、目的のオプションを選択してデータをデコードします。
JSON 文字列データ
JSON ビジュアライザーで表示される整形式の JSON 文字列は、次の図のようになります。 形式が正しくない JSON にエラー アイコンが表示されることがあります (認識できない場合は空白)。 JSON エラーを特定するには、文字列をコピーして、JSLintなどの JSON リンティング ツールに貼り付けます。
XML 文字列データ
整形式の XML 文字列は、次の図に示すように XML ビジュアライザーに表示されます。 形式が正しくない XML は XML タグなしで表示される場合があり、認識されない場合は空白になります。
HTML 文字列データ
次の図に示すように、整形式の HTML 文字列はブラウザーでレンダリングされるかのように表示されます。 形式が正しくない HTML はプレーン テキストとして表示される場合があります。