Microsoft 以外のソフトウェア更新プログラムの BitLocker 保護を中断する
適用対象: Windows 10
次のような Microsoft 以外のソフトウェア更新プログラムの Suspend protection 機能を使用して、BitLocker 保護を一時的に無効にする必要があります。
- コンピューター製造元のファームウェア更新
- TPM ファームウェアの更新
- Microsoft 以外のアプリケーションの更新 (ブート コンポーネントの変更を伴うもの)
重要
BitLocker 保護が中断されていない場合、システムは BitLocker キーを認識せず、次回システムを再起動するときに続行する回復キーを入力するように求められます。 回復キーがない場合、データが失われたり、不要なオペレーティング システムが再インストールされたりします。 これは、システムを再起動するたびに発生します。
システム ドライブで BitLocker 保護を中断すると、特定の問題が回避され、ファームウェアとハードウェアの更新が正常に行われます。 BitLocker 保護を一時停止し、コントロール パネルまたは PowerShell を使用していつでも再開できます。
Note
BitLocker 保護は、手動で再開するまで、特定のドライブでは無効のままです。
コントロール パネルを使用して BitLocker 保護を中断および再開する
BitLocker 保護を中断する方法を次に示します。
- [コントロール パネル] を開きます。
- システムとセキュリティ>BitLocker ドライブの暗号化>保護を選択します。
- [はい] を選択します。
BitLocker 保護を再開する方法は次のとおりです。
- [コントロール パネル] を開きます。
- [ システムとセキュリティ>BitLocker ドライブ暗号化>Resume 保護を選択します。
- [はい] を選択します。
PowerShell を使用して BitLocker 保護を中断および再開する
BitLocker 保護を中断する方法を次に示します。
[スタート] メニューに移動します。
[検索] に移動し、PowerShell という単語を入力し、Windows PowerShell 長押し (または右クリック) し、[管理者として実行] 選択。
Administrator: Windows PowerShell ウィンドウで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
Suspend-BitLocker -MountPoint "C:" -RebootCount 0
Note
このコマンドでは、-RebootCount を使用して、BitLocker 保護が自動的に再び有効になるまでにコンピューターを再起動できる回数を確認できます。 0 ~ 15 の値を使用できます。 値 0 は、保護を手動で再開するまで BitLocker 保護を中断します。
BitLocker 保護を再開する方法は次のとおりです。
[スタート] メニューに移動します。
[検索] に移動し、PowerShell という単語を入力し、Windows PowerShell 長押し (または右クリック) し、[管理者として実行] 選択。
Administrator: Windows PowerShell ウィンドウで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
Resume-BitLocker -MountPoint "C:"
暗号化保護機能がデバイスで有効になりました。