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null フィールドを含むエラーの取得

この記事では、フロー ランタイム エラーと null フィールドに関連する予期しない動作の処理に役立つ情報を提供します。

適用対象: Power Automate
元の KB 番号: 4535432

現象

Power Automate でフローを作成すると、次の問題が発生する可能性があります。

  • null フィールドを使用してアクションを実行すると、予期しない動作が発生します。

  • null フィールドを正しく処理しないと、ランタイム エラーが発生します。 例えば次が挙げられます。

    InvalidTemplate。 テンプレート言語式を処理できません。 指定された値の型は 'Null' です。

    無効なテンプレート ランタイム エラーのスクリーンショット。

原因

  • アクションが別の値を予期したときに null フィールドを入力として受け取ると、正しくない動作が発生する可能性があります。
  • 式のパラメーターが文字列、オブジェクト、または配列であると想定されているが、代わりに null 応答を受け取ると、ランタイム エラーが発生する可能性があります。

解決策 1: 条件チェックを追加する

null 応答を確認するには、次の手順 実行して 条件をフローに追加します。 その後、条件を処理するための適切なアクションを実行できます。

  1. Power Automate フローで、新しい Condition アクションを追加します。

  2. 確認する動的コンテンツ出力を選択します。 たとえば、 User email

  3. 操作を 等しくないに設定します。

    操作設定のスクリーンショット。

  4. 値フィールドに、式の値を null として追加します。

    条件の値設定のスクリーンショット。

    条件に対して設定された null 式値のスクリーンショット。

解決策 2: 合体関数を使用する

coalesce関数を使用して、値が null の場合に既定値を指定することもできます。 たとえば、 coalesce(trigger().outputs, '') を使用すると、 trigger().outputs が null の場合、既定では空の文字列になります。

値が null の場合に合体関数を使用して既定値を指定するスクリーンショット。

Note

coalesce関数を使用した後もランタイム エラーが発生する場合は、オブジェクト内の null プロパティを参照することが原因である可能性があります。 疑問符演算子 (?) を使用して、トリガーからの null 出力を処理できます。 例: @coalesce(trigger().outputs?.body?.<someProperty>, '<property-default-value>').

詳細については、「 Coalesce および Operatorsを参照してください。