SessionHasLoggedOff は、クラウドに接続されたデスクトップ フローの実行中に発生します
この記事では、Microsoft Power Automate のクラウド環境でデスクトップ フローの実行中に SessionHasLoggedOff エラー コードを受け取る問題のトラブルシューティング手順について説明します。
現象
クラウド環境でデスクトップ フローを実行すると、"実行中にセッションがログオフしました" というメッセージが表示された SessionHasLoggedOff
エラー コードが表示されます。
{
"error":{
"code": "SessionHasLoggedOff",
"message": "The session logged off during run execution."
}
}
原因
エラー コードは、デスクトップ フローを実行している Windows セッションがシステムによってサインアウトされているために発生します。 この問題は、手動のユーザー 操作またはコンピューターで実行されているサード パーティ製ソフトウェアが原因で発生する可能性があります。
トラブルシューティングの手順
問題を調査するには、次の手順に従います。
カスタム スクリプトを確認する: セッションがサインアウトしたり、コンピューターが再起動したりする可能性があるカスタム スクリプト (バッチ ファイルや PowerShell スクリプトなど) がデスクトップ フローにないことを確認します。
グループ ポリシー設定を確認する: 時間制限のため、リモート デスクトップ セッションからサインアウトするようにグループ ポリシー設定が構成されていないことを確認します。 これらの設定を確認するには、ローカル グループ ポリシー エディターを開きComputer Configuration>Administrative Templates>Windows Components>Remote Desktop Services>Session Time Limits に移動します。
完了時刻に注意してください。デスクトップ フローの実行が完了した時刻を記録します。
Windows イベント ビューアー ログを確認します。
フローを実行するマシンに移動し、Windows イベント ビューアーを開きます。
Application およびサービス ログ>Microsoft>Windows>TerminalServices-LocalSessionManager に移動して、ローカル セッション マネージャーのログを確認します。
完了時刻を参照として使用して、サインアウト時間に対応するログを探します。 その時点から数分前までのログを確認します。
原因を特定します。
- セッション 0 で実行されているプロセスやユーザー アクションなど、セッション切断の原因の兆候を探します。
- Event ID 40 のイベントが表示された場合は、セッションが reason コードで切断されていることを示。
サード パーティ製ソフトウェアの確認: 切断の原因がサード パーティ製ソフトウェアの場合は、 Windows Logs>Application で切断のタイムスタンプに関するログを調べて、アプリケーションが関連情報をログに記録したかどうかを確認します。