MSEntraMachineAlwaysPromptingForPassword エラーで無人デスクトップ フローの実行が失敗する
この記事では、Microsoft デスクトップ用 Power Automate で無人デスクトップ フローを実行するときに発生するエラーの解決策について説明します。
現象
無人デスクトップ フローの実行は、"MSEntraMachineAlwaysPromptingForPassword" エラー コード (旧称 "AADMachineAlwaysPromptingForPassword") で失敗します。
{
"error":{
"code": "MSEntraMachineAlwaysPromptingForPassword",
"message": "Could not create unattended session with these credentials."
}
}
原因
デスクトップ用 Power Automateは、マシン上で Microsoft Entra ID (旧称 Azure Active Directory) の資格情報を検証できません。 この問題は、通常、コンピューターのグループ ポリシー設定が原因で発生します。
解決方法
この問題を解決するには、コンピューターのグループ ポリシー設定を確認します。
Windows キーを押しながら R を押して、 Run ダイアログを開きます。
「 gpedit.msc 」と入力し、 Enter キーを押してローカル グループ ポリシー エディターを開きます。
Computer Configuration>Administrative Templates>Windows Components>Remote Desktop Services>Remote Desktop Session Host>Security に移動します。
接続時にパスワードの入力を求めるプロンプト探します。
設定が有効になっている場合は、IT 部門と協力して、そのマシンのポリシーを無効にします。
Note
この値は、 Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services のレジストリにも反映されます。 fPromptForPassword Terminal Services キーの DWORD 値が 1 に設定されている場合は、設定が有効になり、IT 部門と連携して無効にする必要があります (通常、レジストリ値を変更するだけでは、元に戻される可能性があるため、十分ではありません)。
Always の接続時にパスワードの入力を求めるメッセージが表示される場合設定が有効になっていないが、エラー コードが表示される場合は、Run ダイアログに「regedit」と入力してレジストリ エディターを開きます。 レジストリ エディターで、 Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp レジストリ キーに移動します。 次に、 fPromptForPassword DWORD を探し、 0 に設定します。 DWORD が存在しない場合は、DWORD を作成し、その値を 0 に設定します。