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eコマース開発環境で Tier 1 Retail Server 仮想マシンに対してデバッグするときのエラー

この記事では、Microsoft Dynamics 365 Commerce の e コマース開発環境で Tier 1 Retail Server 仮想マシン (VM) に対してデバッグするときにエラーが発生する可能性がある問題の解決策について説明します。

はじめに

Microsoft Dynamics 365 Commerce Tier 1 環境は、通常、コマース ランタイム (CRT) および販売ポイント (POS) 拡張機能開発用展開されます。 これらはスタンドアロンの環境です。 アーキテクチャにおけるサービスとしてのソフトウェア (SaaS) の性質のため、eコマース コンポーネントは含まれていません。

シナリオによっては、eコマース コンポーネントから拡張機能をデバッグできるように、階層 1 環境の拡張機能の呼び出しをテストすることが必要になる場合があります。 一般的は手順については、レベル 1 の Commerce 開発環境に対するデバッグ を参照してください。

現象

レベル 1 環境に対してデバッグする場合、サイトが別の Retail Server を呼び出しているため、サーバー間の呼び出しによって、コンテンツ セキュリティ ポリシーに関連するさまざまなエラーが発生する可能性があります。

次のスクリーンショットは、製品の詳細ページでバリアントを選択したときに発生する可能性があるエラーの例を示しています。

ハンドルされない拒否 (ActionError): エラー

ハンドルされない拒否アクション エラーを示すスクリーンショット。

次のスクリーンショットは、ブラウザーのデバッガー ツール (F12 開発者ツール) での同様のエラーの例を示しています。 エラー メッセージには、コンテンツ セキュリティ ポリシー ディレクティブの違反が示されています。

ブラウザーのデバッガー ツールのコンテンツ セキュリティ ポリシー ディレクティブの違反を示すエラーを示すスクリーンショット。

解決方法

この問題を解決するには、Dynamics 365 Commerce サイト ビルダーでサイトの content セキュリティ ポリシー (CSP) を無効にします。

  1. 作業しているサイトを選択します。
  2. Settings(設定)>Extensions(拡張機能)を選択します。
  3. コンテンツ セキュリティ ポリシー タブで、コンテンツ セキュリティ ポリシーを無効にするを選択します。
  4. 保存と公開を選択します。

メモ

企業と顧客間 (B2C) サインインは、ローカルの開発環境では機能しません。 ただし、必要に応じてゲスト チェックアウトを使用するか、ページ モックを作成して、ユーザーのサインインをシミュレートできます。

詳細

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