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ディスク パーティションの保持

この記事では、Azure 仮想マシン (VM) インスタンスに影響を与えるさまざまなシナリオと、それらの VM 上の異なるディスクに対する動作について説明します。

Note

この情報は、ステートレス サービスとしてのプラットフォーム (PaaS) VM に適用されます。 Azure 仮想マシンの永続 VM には適用されません。

Azure ディスク パーティション

次の表では、さまざまなディスク パーティションの内容について説明します。

指定 使用 説明
C ローカル リソース ディスク このディスクには、Azure ログと構成ファイル、Azure Diagnostics (インターネット インフォメーション サービス (IIS) ログを含む)、および定義したローカル ストレージ リソースが含まれます。
D Windows ディスク このパーティションはオペレーティング システム (OS) ディスクです。 これには、 Program Files フォルダー (別のディスクを指定しない限り、スタートアップ タスクによって実行されるインストールが含まれます)、レジストリの変更、 System32 フォルダー、および .NET Framework が含まれます。
E または F アプリケーション ディスク このディスクは、クラウド サービス構成パッケージ (.cspkg) ファイルの抽出先です。 ディスクには、Web サイト、バイナリ、ロール ホスト プロセス、スタートアップ タスク、 web.config ファイルなどが含まれています。

ディスクの保持

次の表に、発生する可能性があるさまざまな仮想マシン プロセスと、対応するディスク パーティションをプロセスごとに保持するか再構築するかを示します。

仮想マシン プロセス C (ローカル リソース) D (Windows) E または F (アプリケーション)
VM 内での仮想マシンの再起動* 保持される 保持される 保持される
内部ファブリック ノードの復旧 (電源サイクル ノード) 保持される 再 構築 保持される
ポータルの再起動、ホスト OS の更新、またはサービスの停止または開始 保持される 保持される 再 構築
ポータルの再イメージ化またはゲスト OS の更新 保持される 再 構築 再 構築
インプレース アップグレード (Visual Studio からデプロイする場合の既定値) 保持される 保持される 再 構築**
ノード移行 (サーバー障害) 再 構築 再 構築 再 構築
ロール インスタンスを再構築する 再 構築 再 構築 再 構築

* この再起動は、 shutdown /r /t 0 コマンドの実行など、仮想マシン内から実行されます。 ポータルの再起動は、Azure portal の Reboot ボタンを選択して行います。

** このシナリオでは、アプリケーション ディスクがドライブ E から F (または F から E) に切り替わります。 現在のアプリケーション ディスクを検出するには、アプリケーションで %RoleRoot% 環境変数に対してクエリを実行する必要があります。

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