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Node.js アプリとサービスの Application Insights 監視のトラブルシューティング

この記事では、Node.jsアプリとサービスの Application Insights 監視に関連する一般的な問題を解決するためのトラブルシューティング手順について説明します。

トラブルシューティングのチェックリスト

トラブルシューティング手順 1: アプリケーション ホストとインジェスト サービスの間の接続をテストする

Application Insights SDK とエージェントは、取り込みエンドポイントへの REST 呼び出しとして取り込まれるテレメトリを送信します。 Web サーバーまたはアプリケーション ホスト コンピューターからインジェスト サービス エンドポイントへの接続をテストするには、PowerShell から生の REST クライアントを使用するか、 curl コマンドを実行します。 詳細については、「Azure Monitor Application Insights でアプリケーション テレメトリがない場合のトラブルシューティング」を参照してください。

トラブルシューティングの手順 2: 自己診断を設定する

"自己診断" とは、 Application Insights Node.js SDK からの内部ログ エントリを指します。

Application Insights に影響する問題を特定して診断するには、"自己診断" を有効にします。自己診断は、Application Insights Node.js SDK からの内部ログ エントリのコレクションです。

既定では、Application Insights Node.js SDK は警告レベルでコンソールにログを記録します。 次のコードは、デバッグ ログを有効にし、内部ログのテレメトリを生成する方法を示しています。

let appInsights = require("applicationinsights");
appInsights.setup("<Your-Connection-String>")
    .setInternalLogging(true, true)    // Enable both debug and warning logging.
    .setAutoCollectConsole(true, true) // Generate trace telemetry for winston, bunyan, and console logs.
    .start();

また、自己診断構成の設定に使用できる環境変数がいくつかあります。

デバッグ ログを有効にするには、 APPLICATION_INSIGHTS_ENABLE_DEBUG_LOGS 環境変数を構成します。 警告を無効にするには、 APPLICATION_INSIGHTS_DISABLE_WARNING_LOGS 環境変数を構成します。

APPLICATIONINSIGHTS_LOG_DESTINATION環境変数を構成することで、ローカル ファイルにログを格納できます。 サポートされている値は、 filefile+consoleです。 既定では、 applicationinsights.log という名前のファイルが一時ディレクトリ内に生成され、すべてのログ エントリが含まれます。 一時ディレクトリは、次の表に従って名前が付けられ、配置されます。

オペレーティング システム ディレクトリの場所
Unix/Linux /tmp
Windows USERDIR\AppData\Local\Temp

APPLICATIONINSIGHTS_LOGDIR環境変数を構成することで、(一時ディレクトリではなく) ログ ディレクトリの特定の場所を構成できます。

次のコードは、Node.jsでログ ディレクトリの自己診断設定を構成する方法を示しています。

process.env.APPLICATIONINSIGHTS_LOG_DESTINATION = "file";
process.env.APPLICATIONINSIGHTS_LOGDIR = "C:\\applicationinsights\\logs"

// Application Insights SDK setup code follows.

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