選択肢列の定義
選択肢列によって、ユーザーが選択できる値の完全な一覧が提供されます。 選択肢列は、レコードの新規作成を効率化したり、データ入力を標準化したりするのに役立ちます。なお、複合的なエントリを含んだ長いリストには適しておらず、標準的な短い言葉を使った、少数の項目セットに適しています。 簡単に標準化できない固有のエントリを含んだ列には、選択肢を使用しないでください。
たとえば、販売追跡ページで選択肢を使用する場合について考えてみましょう。 選択肢は、可能性のある営業段階の数が少ない場合に、潜在顧客のステージを把握するのに適しています。 一方、町名を入力するような場合には、選択肢は適切なオプションとは言えません。どのような都市でも、町名を選択肢にすると、その数は数百個から数千個になる可能性が高いからです。
ヒント
選択肢を使用する場合は、データの品質を監視する必要があります。 ベスト プラクティスとして、選択肢用に収集したデータについては、その内容を十分チェックするようにしてください。ユーザーが選択肢から適切なオプションを選択せずに、安易に既定値を選択しそうな内容になっていないか、チェックする必要があります。 場合によっては、ユーザーが既定の項目をそのまま使用し、あまり考えずにページのデータを入力してしまうことも考えられます。 どのようにすれば、選択肢の最初のエントリや既定値ではなく、高品質なデータを入力してもらえるかを考えましょう。また、"その他" などの項目は使用しないようにしてください。このようなオプションでは、意味のあるデータを取得できません。
選択肢を適切かつ綿密に管理すれば、データ入力の一貫性を高め、収集されるデータの質と有用性を高めることができます。 選択肢列は、有意義なレポートを作成し、データの傾向や分布を特定するのに役立ちます。 最後に、選択肢タイプの列を作成または編集する際には、それらの列を必須項目に設定することもできます。