.gitignore ファイルを使用する

完了

バージョン管理システムを使用する場合は、すべてのファイルを Git に格納する必要はありません。 Business Central については、異なる .app ファイルおよび一部の .json ファイルをバージョン管理システムの外に残しておくことができます。

  • シンボル ファイル: これらのファイルは、配置先のバージョンによって異なります。 拡張機能を使用する場合は、Visual Studio Code 内からシンボル ファイルをダウンロードすることをお勧めします。

  • Launch.json: このファイルには、開発の際に拡張機能を配置およびテストするために開発者が使用するサーバーの情報が含まれます。 多くの場合、これは、自分のコンピューターで実行する Docker イメージで、開発者ごとに異なります。 このファイルは、ソース管理に追加することはできません。開発者のマシンで生成する必要があります。

  • Rad.json: このファイルは、迅速なアプリケーション開発に使用され、前回の修正以降に変更されたファイルの一覧が含まれており、開発時の迅速な展開に役立ちます。 このファイルは、開発者ごとに異なり、頻繁に変更されます。 このファイルを Git に含めないことをお勧めします。

  • アプリケーション .app ファイル: Visual Studio Code 内のビルドの結果は、拡張機能の .app ファイルになります。 この .app ファイルはビルドが行われるたびに再作成され、Git に含めることはできません。 ビルド (最終的にはリリース) パイプラインによって、Azure DevOps 内に新しい .app ファイルが作成されます。

どのファイルを含めるかを指定するために、.gitignore ファイルを作成できます。 このファイルは、除外する必要があるファイルの一覧を含むテキスト ファイルです。 特定のファイル拡張機能を持つディレクトリやファイルを指定することもできます。

このファイルを作成したり、このファイルにエントリを追加したりする最も簡単な方法は、Visual Studio Code の組み込み機能を使用することです。

  1. メニューの表示をクリックし、SCM (Ctrl+Shift+G) を選択します。

  2. ソース管理エクスプローラーでファイルを右クリックし、.gitignore に追加を選択できます。

    右クリック メニューの [.gitignore に追加] のスクリーンショット。

すべての .app ファイルを無視する場合 (または .alpackages 内のファイルのみ) は、次のエントリを使用できます。

*.app または .alpackages/*.app