リソースに対してクエリを実行するブックを作成する
Workbooks は、対話型ビジュアル レポートを作成するためのキャンバスを提供します。 この演習では、新しいブックを作成し、いくつかの説明テキストとパラメーターを追加して、選択したサブスクリプション内のすべてのリソースに対してクエリを実行します。 このユニットを終了すると、マップ上のリソースの分布を示すレポートが完成します。
Azure CLI を使用して演習用のリソースをデプロイする
最初に、Azure サンドボックスをアクティブ化し、この演習に必要なすべての Azure リソースを含む ARM テンプレートをデプロイします。
Azure サンドボックスをアクティブ化します。 サンドボックスをアクティブ化すると、
learn-{guid}
という名前のリソース グループが作成され、使用できるようになります。 このリソース グループは、Azure portal 内で、またはaz group list
などの CLI コマンドを使用して表示されます。Azure Cloud Shell で、サンドボックス用に生成されたリソース グループの名前を取得します。
az group list
出力には、リソース グループの名前を示す行が含まれています。 名前は "learn-" で始まります。
リソース グループの名前を右クリックし、[コピー] を選択して名前をコピーします。
次のコマンドを入力してリソース グループを定義します (リソース グループ名を貼り付けるには、右クリックし、[貼り付け] を選択します。リソース グループの前後にある余分な文字を削除することが必要な場合があります)。
resourceGroup="<your resource group name>"
次のコマンドを実行して、Azure リソース グループとリソースをデプロイします。
git clone https://github.com/MicrosoftDocs/ms-learn-azure-monitor-workbooks.git cd ms-learn-azure-monitor-workbooks/Resources/ az deployment group create --resource-group $resourceGroup --template-file deploy-resources.bicep
パスワードの入力を求められたら、パスワード要件に準拠するパスワードを入力します。 たとえば、「Learn@123456」と入力します。 パスワードは次の要件を満たす必要があります。
- 長さが 12 文字以上
- 次の 4 つの特性のうち 3 つ以上を含む。
- 1 文字の小文字
- 1 文字の大文字
- 1 つの数値
- 1 つの特殊文字 (\ および - を除く)
このモジュールに必要なリソースがデプロイされるまで待ちます。 この処理には数分かかります。
Azure portal にサインインすると、この学習モジュール用のサンドボックスにデプロイされたリソースを確認できます。
[ホーム] ページで [リソース グループ] を選択するか、ページの上部にある検索バーで「リソース グループ」を検索します。
サンドボックスをアクティブ化したときに作成された "learn" リソース グループを選択します。
リソースの一覧を調べて、この演習用に作成されたリソースを確認します。
新しいブックを作成する
Azure portal のホーム ページで「Monitor」を検索して選択します。
左側のペインで [Workbooks] を選択します。
上部のツール バーから [+ 新規] を選択します。
ブックの一番上に説明テキストを追加します。
[追加]、[テキストの追加] の順に選択します。
Azure ブックのテキスト エディターでは、マークダウン形式が使用されます。 エディターにテキストを入力します。 必要に応じて、次のテキストをコピーできます。
# Learn module exercise workbook **Select a subscription from the drop-down below.**
[編集完了] を選択します。 これで、テキストを含む単純なブックが完成しました。
ブックにサブスクリプション ピッカーを追加する
作成したセクションの右側にある [編集] を選択します。
[追加]、[パラメーターの追加] の順に選択します。
[パラメーターの追加] を選択します。
[新しいパラメーター] ウィンドウで、次の操作を行います。
- [パラメーター名] と [表示名] の両方のフィールドに、「サブスクリプション」と入力します。
- [パラメーターの種類] フィールドで、[サブスクリプション ピッカー] を選択します。
- [必須] チェックボックスをオンにします。
- [保存]、[編集完了] の順に選択します。
もう一度 [編集完了] を選択します。 これで、[サブスクリプション] ドロップダウン ピッカーを含むブックが完成しました。
サブスクリプションのリソースの分布を示すマップを追加する
上部のツール バーから [編集] を選択します。
[サブスクリプション] ドロップダウンからサブスクリプションを選択します。
[クエリの追加] を選択します。
[データ ソース] フィールドで、[Azure Resource Graph] を選択します。
[サブスクリプション] フィールドの [リソース パラメーター] で、[サブスクリプション] チェックボックスをオンにします。
次のクエリを [Subscriptions Azure Resource Graph Query] セクションに追加します。
resources | summarize count() by location
[クエリの実行] を選択します。
クエリの結果は、クエリの下にある表に表示されます。
リソースをマップに表示するには、クエリの上部にある [視覚化] フィールドで [マップ] を選択します。
[マップの設定] ウィンドウで、既定のマップ設定をそのままにして、[保存して閉じる] を選択します。
クエリの上部にある [詳細設定] を選択し、[グラフのタイトル] に「リージョンごとのリソース分布」と入力します。
[編集完了] を選択します。 これで、ユーザーにサブスクリプションを選択させ、そのサブスクリプション内のすべてのリソースをマップに表示するブックが完成しました。
[名前を付けて保存] を選択します。
ブックの [名前] を入力し、[サブスクリプション] と [リソース グループ] を選択し、[適用] を選択します。