マスター プランによる能力に基づいたリソース割り当てのサポート

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マスター プランを使用すると、リソースの割り当てを製造のスケジュールが決定するまで遅らせることで、リソース全体の効率を高めることができます。 また、リソースを自動的に選択しながら製造のスケジュールを設定できるため、リソースを非常に効果的に割り当てることができます。

マスター プランでは、各工程で特定の業務を遂行するために使用されるリソースを「能力」という言葉で表現します。 工程リソースには複数の能力を設定できますが、能力にも複数のリソースを割り当てることができます。 リソースに割り当てられる能力には、たとえば仕入先、コンピューター、ツール、施設、人材などがあります。 能力には優先順位が設定され、それを使用して優先順位の高い順に能力を選択することで、リソースの選択を最適化できます。

計画最適化を使用して計画を作成すると、特定のリソースまたはリソース グループに能力を割り当てるのではなく、工程の各工順に対して能力を割り当てることができます。 初期セットアップの後、必要な能力と使用可能な能力を照合しながらスケジュールが作成され、指定した製造ジョブに対して適切にリソースが割り当てられます。

計画最適化機能を使用すると、複数の仕入先からソースを取得できます。 これにより、特定の材料の購買を複数の仕入先間で、定義可能な比率で分割するオプションが得られます。

下記のスクリーンショットでは、使用可能なリソースを照合している生産フローと、そこで割り当てられるリソースと能力の組み合わせについて例示しています。

ユーザーは有限原材料のスケジューリングを使用することで、以降の製造オーダーで適切な数の材料を使用することができます。 アクティブな製造オーダーの材料使用量は、次の仕入先購買の計算に使用されます。

マスター プラン プロセスの詳細については、「能力に基づいたリソースの選択を使用したスケジュール設定」を参照してください。

次の図は、能力に基づいたリソースの自動選択を示しています。

能力に基づいたリソースの自動選択を示す図。