Visual Studio Code の Dev Containers 拡張機能を使用する
Dev Containers 拡張機能をインストールしたら、それが機関の開発者にどのように役立つのかを見てみましょう。 機関で働く間にお気付きになったように、開発者が新しいプロジェクトを開始するには、大きな労力が必要になることがあります。 プロジェクトごとに、開発者は特定のまたは複雑な依存関係と技術スタックのセットをインストールし、管理する必要があります。
各プロジェクトがそれ独自の事前構成済みのコンテナー化された環境に含まれていれば理想的です。 Docker と Visual Studio Code では、Dev Containers 拡張機能を使用すると、コンテナー化された開発が可能になります。
Dev Containers の拡張機能
Visual Studio Code の Dev Containers 拡張機能を使うと、完全な機能を備えた開発環境としてコンテナーを使用できます。 この拡張機能を使用すると、コンテナーで任意のフォルダーまたはリポジトリを開き、IntelliSense (入力候補)、コード ナビゲーション、デバッグなどの Visual Studio Code の機能一式を活用できます。
拡張機能のしくみ
Dev Containers 拡張機能を使用すると、特定のテクノロジ スタックまたは依存関係が既に設定されている開発コンテナーを取得し、プロジェクトを開き、ローカル マシンに何もダウンロードすることなくコードが正常に機能することを確認できます。 Dev Containers 拡張機能は、実行中のコンテナーに Visual Studio Code を接続することで動作します。 ワークスペース ファイルはローカル ファイル システムからマウントされるか、コンテナーにコピーまたは複製されます。
Visual Studio Code の拡張機能がインストールされ、コンテナー内で実行されます。 ツール、プラットフォーム、およびファイル システムへのフル アクセスが与えられています。 開発者にとってのエクスペリエンスは、Visual Studio Code で通常どおりにプロジェクトを開いた場合と同じです。
別のコンテナーに接続するだけで、開発環境全体をシームレスに切り替えることができます。 拡張機能は、 '.devcontainer' という名前のフォルダーに含まれる、devcontainer.json などのいくつかの構成ファイルに基づいてすべてのセットアップを処理します。
Dev Containers 拡張機能は、開発コンテナー CLI を利用しています。 CLI は .devcontainer/devcontainer.json 構成ファイルを取り込み、そこから開発コンテナーを作成して構成します。 Dev Container CLI は、開発コンテナー仕様の参照実装です。これにより、個々のユーザーやその他のツールが devcontainer.json メタデータ読み取り、そこから開発コンテナーを作成できるようにします。
次のセクションでは、Python プロジェクトに開発コンテナーを追加し、自分のコンピューターで実行します (Python がインストールされていない場合でも)。