Power Automate 分析
Power Automate フロー数が増加するに従って、これらのフローの正常性を監視することが重要です。 分析は、フロー レベルおよび環境レベルで使用できます。
フロー レベルでの分析
フロー レベルの分析には、2 つの場所からアクセスすることができます。 1 つ目の場所は、アクセス権を持っているフローのリストです。
2 つ目の場所は、フロー設定です。
フロー レベルの分析は、アクション、使用状況、エラーなどの情報を提供します。 これらの各領域は Microsoft Power BI レポートで、表示されるデータの範囲は直近の 7 日、14 日、および 30 日です。
次のスクリーンショットは、アクション分析のフローの例を示しています。 これまでに実行された請求可能なアクションの総数が表示されます。
次の画像は、使用状況分析のフローの例を示しています。 このレポートは、1 日の実行の総数、および正常に完了した実行の数と失敗した実行の数の詳細を提供します。 このレポートには数値だけが含まれます。
また、エラー タブには、日別の実行数、およびエラー タイプやエラーの詳細などのエラーの詳細も表示されます。
環境レベルでの分析
次のロールとライセンスを持つ管理者は、Power Automate 分析でレポートを表示することができます。
環境管理者 - 管理者がアクセスできる環境のレポートを表示できます。
Microsoft Power Platform 管理者 - すべての環境のレポートを表示できます。
Dynamics 365 管理者 - すべての環境のレポートを表示できます。
レポートは、実行、使用状況、エラー、作成されたフローのタイプ、共有フロー、およびさまざまなフロー タイプ (自動化フロー、ボタン フロー、予定フロー、承認フロー、ビジネス プロセス フローなど) に関連付けられているコネクタの詳細に関するインサイトを提供します。 各レポートは Power BI レポートで、表示されるデータの範囲は直近の 7 日、14 日、および 28 日です。
既定では、実行レポートが最初に表示されます。 環境内のすべてのフローの日別、週別、および月別の実行データを提供します。
使用状況レポートは、使用されたフローの種類、傾向、およびフロー作成者の名前に関するインサイトを提供します。
作成済レポートは、作成されたフローのタイプ、作成の傾向、作成日や作成者のメール アドレスなどの詳細に関するインサイトを提供します。
エラー レポートは、繰り返し発生するエラー タイプ、エラー数、作成者のメール アドレス、最終発生時刻、各フローの作成者のメール アドレスなどの詳細に関するインサイトを提供します。
共有済レポートは、環境内の共有済のフローの詳細と傾向に関する詳細を提供します。
コネクタ レポートは、コネクタおよびコネクタに関連付けられたフローに関する詳細を提供します。 標準およびカスタム コネクタで、各コネクタの各フローからの呼び出しの数、フローの実行、フローの作成者のメール アドレスなどの指標が使用できます。