はじめに
コードとしてのインフラストラクチャをデプロイするベネフィットの 1 つは、テンプレートが共有可能であることです。これにより、他のチーム メンバーと Bicep コードで共同作業を行うことができます。 Bicep コードを読みやすく、簡単に使用できるようにすることが重要です。
このモジュールでは、他のユーザーが簡単に理解、変更、デプロイできるように、Bicep コードの構造とスタイルを作成する方法について学習します。
シナリオ例
あなたは玩具会社の Azure インフラストラクチャ管理者だとします。 あなたとチームは、Azure デプロイ向け Bicep の使用についての標準化と、再利用可能なテンプレートのライブラリの構築を終えています。
品質管理チームの 2 人のメンバーが、顧客調査を実施する仕事を任されています。 これを実現するには、新しい Web サイトとデータベースをデプロイする必要があります。 期限までの期間が短く、作成せずに済むのであれば、テンプレートをまったく新しく作成することは避けたいというのが彼らの考えです。 あなたは彼らと要件について話した後、必要なものに近いテンプレートが既にあることに思い当たりました。
そのテンプレートは、あなたが記述した最初の Bicep ファイルの 1 つであるため、使用する準備ができていない可能性があります。 問題は、テンプレートをどのように変更すれば、適切でわかりやすく、読みやすく、簡単に修正できるようになるかです。
学習内容
このモジュールでは、Bicep ファイルを改善およびリファクターして、他のユーザーがコードを簡単に使用できるようにする方法について説明します。 Bicep コードと Azure デプロイを他のユーザーにとって有益なものにするために、パラメーターと名前がどのように重要な部分であるかについて説明します。 また、テンプレートの構造を定義し、一貫したスタイルを適用し、同僚がテンプレートの動作を理解するのに役立つコメントを追加する方法についても説明します。
主な目標
このモジュールを終了すると、明確で再利用可能な、十分に文書化された Bicep テンプレートを作成できるようになります。
前提条件
パラメーター、ループ、条件、モジュールなど、Bicep の構造と構文について理解している必要があります。
このモジュールの演習を進めるには、次のことが必要です。
- Visual Studio Code がローカルにインストールされていること
- Visual Studio Code 用の Bicep 拡張機能がローカルにインストールされていること