はじめに
Azure API Management は、お使いの Web API とパブリック インターネット間のゲートウェイの役割を果たします。
あなたは、オンラインの製靴会社の主任開発者であるとします。 会社は急速に成長しており、そのサプライ チェーンを最適化する必要があります。 この最適化を構成する要素の 1 つは、在庫やプランニングなど、一部の内部データとプロセスを公開して、パートナーが現在の在庫レベルに関する情報に直接アクセスできるようにすることです。 パートナーのアクセスは、一連の Web API を通じて提供したいと考えています。 これらの API がパブリック インターネット上に発行された場合に、パートナーのアプリケーションのみがそれを使えるようにする必要があります。 会社とパートナーでは統合のコストを最小限にしたいと考えています。開発者チームでは、承認などのあまり重要でない問題よりも、ビジネス ロジックに重点を置きたいと考えています。
このモジュールでは、API を安全に発行するための API ゲートウェイを作成します。 API へのアクセスをセキュリティで保護する方法を導入するために、API Management サブスクリプション キーを使います。 このモジュールの最後には、API Management を使って任意の API を発行できるようになります。
学習の目的
このモジュールでは、次のことを行います。
- Azure API Management ゲートウェイを作成します。
- API ゲートウェイに API をインポートする。
- 開発者のアクセス準備が整った API を発行する。
- サブスクリプション キーを使って API を呼び出す。
[前提条件]
- 操作、エンドポイント、OpenAPI などの API 標準といった、Web API の基本的な概念に関する知識。
- Azure とクラウドの概念、サービス、Azure portal の基礎知識。
- この演習を完了するには、Azure サブスクリプションが必要です。 Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に無料アカウントを作成し、サブスクリプションを追加してください。 学生の方は、Azure for Students オファーを利用できます。