はじめに
運用システムをホストするために一連の仮想マシン (VM) をデプロイする場合は、すべての VM が同じ状態である必要があります。 同じサービスがインストールされている必要があります。 VM は同じように構成する必要があり、各マシンのソフトウェアは同じバージョンである必要があります。 各 VM の構成に "ドリフト" がある場合は、各マシンのセットアップの不一致により、障害が発生しやすいシステムになる可能性があります。 Azure Automation State Configuration では、大規模なデプロイと構成の違いの管理に関連する問題の多くが対処されます。
あなたは、Azure Virtual Machines を使用して自社の Web サイトをホストする小売会社の管理者だとします。 最近、VM の 1 つが、Windows IIS Web サーバーの機能をインストールされていない状態で再デプロイされました。 この問題により、Web サイトが予期しない動作をするようになりました。
これらの VM 間での構成の一貫性を維持するためにかかる時間を短縮するために、あなたは Azure Automation State Configuration を設定することにします。
学習の目的
このモジュールでは、次のことを行います。
- Azure Automation State Configuration の機能を確認する。
- Azure Automation による管理のための VM をオンボードする方法を学習する。
- Desired State Configuration を維持するために VM を自動的に更新する。
前提条件
- Azure Virtual Machines について熟知していること
- Azure CLI と PowerShell でスクリプトを実行できること