導入
Microsoft Power Pages では、Microsoft Dataverse のデータに基づいて出力を生成します。 このアーキテクチャには基本的な問題があります。それは、このデータをあの出力に挿入するにはどうすればよいか、ということです。
この問題におけるデータは Dataverse データを指すのが一般的であり、出力は通常、HTML テキストまたはプレーン テキストです。
Power Pages では SaaS (サービスとしてのソフトウェア) モデルを使用するため、サーバー コードへのアクセスは提供されません。 Web サイト作成者は、独自のテンプレートを編集する必要があります。このテンプレートで、Liquid 言語が使用されます。
Liquid は、Power Pages ポータルに統合されるオープンソースのテンプレート言語です。 これは、Dataverse データと、ブラウザーに送信される HTML 出力またはテキスト出力との橋渡しを行います。 Liquid を使用すると、ページに動的コンテンツを追加したり、さまざまなカスタム テンプレートを作成したりできます。 また Liquid は、Web サイト セキュリティ設定によって明示的に許可されているデータと操作だけにアクセスを提供します。
Web ページへの Liquid コードの追加
Liquid コードは、HTML またはテキスト コンテンツ (Web テンプレート、Web ページ、コンテンツ スニペットなど) を入力できるポータル内の任意の場所で使用できます。
Power Pages にサインインします。
右上隅で適切な環境を選択します。
Web サイトを選択してから、編集を選択します。
ページ ワークスペースを選択します。
+ ページを選択します。
ページ名として Liquid と入力します。
空白から開始テンプレートを選択します。
追加を選択します。
ページ キャンバスでコンテンツを選択し、テキスト コンポーネントを追加します。
コンポーネントのテキスト プレースホルダーを次のテキストに置き換えます。
Hello, visitor. The time is {{ 'now' | date: 'g' }}
プレビュー > デスクトップを選択します。
Web ページのプレビューが開き、現在の UTC 時刻が表示されます。
メモ
ページのコンテンツが同期されると、Power Pages デザイン スタジオのページ プレビューに「こんにちは。 時刻は」とだけテキストが表示されます。 Liquid のコードもページに置かれ、ツールバーでコードの編集を選択すると、ページのソースが表示されます。