静的コンテンツのセキュリティ保護
Web ページ コンテンツ
Web サイトという共通の方法を使用して、組織はコンテンツを一般のオーディエンスに公開します。 Web ページを作成すると、組織全体の情報、製品とサービスの内容、または教育的なコンテンツを表示することができます。
たとえば、会社の Web ページがメンバー専用のコンテンツや特定の指示、あるいはオファーを提供している場合など、認証された特定の Web サイト ユーザーのみがコンテンツを利用できるようにするといった状況が発生することがあります。
既定では、Power Pages デザイン スタジオまたは Power Pages Management アプリを使用して新しい Web ページが作成されると、そのページは一般に公開され、既定のメニューに追加されます。 ページをメニューから削除することはできますが、直接 URL を使用すれば、そのページにアクセスすることは可能です。
Web ページ アクセス制御ルール
Web ページ アクセス制御ルール テーブルは、特定の Web ページにリンクして、そのページを表示するかどうかを決定できる Web サイト メタデータ テーブルです。
次の表では、Web ページ アクセス制御ルール 行プロパティについて説明します。
| プロパティ | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | このプロパティには、ルールを説明する任意の名前を指定できます。 できれば、参照されている Web ページがわかるような名前を使用することをお勧めします。 |
| Web サイト | このプロパティは、ルールが存在する Web サイトを参照します。 |
| Web Page | このルックアップは、ルールを適用する Web ページを参照します。 |
| Right | このプロパティは、特定の Web ページに対して Web サイト ユーザーに割り当てるアクセス権限のレベルを指定します。 読み取りの制限権限は、Web サイト訪問者に対してページの表示を許可しますが、ページを直接変更することは許可しません。 変更の許可権限は、ユーザーに対してページの表示を許可し、ユーザーがコンテンツ編集ツールへのアクセス権を持っている場合には、コンテンツの変更も許可します。 |
| 説明 | この列では、作成者がルールの目的や範囲の説明を追加することを許可します。 |
Web ページにアクセスの制御が定義されると、Web サイト上ではそのページにはアクセスできなくなります。また、既定ではメニューのナビゲーションにも表示されません。
注
Power Pages Management アプリの WebLink 行で ページの検証の無効化 オプションを選択することにより、制限されたページへのメニュー リンク (WebLink) を、すべての Web サイト訪問者に対して表示されるように設定できます。 つまり、匿名訪問者に対して保護されたページへのリンクが表示され、それらのページにアクセスしようとするとサインイン ページに自動的にリダイレクトされます。
Web ページ アクセス制御ルール行は、1 つ以上の Web ロールにリンクできます。 これらの Web ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、特定の Web ページにアクセスできます。
Power Pages デザイン スタジオでのアクセス管理
Power Pages デザイン スタジオは、Power Pages Management アプリを使用する場合に比べて Web ページ アクセス許可の構成が簡素化されているため、このデザイン スタジオの使用をお勧めします。 Power Pages デザイン スタジオでは、読み取りの制限 権限のみを管理できます。 デザイン スタジオでページ アクセスを特定のユーザー ロールに制限するには、次の手順を実行します。
ページ ワークスペースでページを選択します。
省略記号 (...) メニューを選択し、ページ設定を選択します。
アクセス許可 タブを選択します。
このページを表示できるユーザーを選択しますオプションを選択します。
ドロップダウン メニューを使用して、ページへのアクセスを許可する 1 つ以上のロールを選択します。
OKを選択します。
ルールがデザイン スタジオに追加されると、対応する Web ページ アクセス制御ルール行が自動的に作成されます。
詳細については、「Power Pages でのページのアクセス許可」を参照してください。