はじめに

完了

他のプロジェクトと同様に、レポートをデザインする際には、最初に明確な目標を定義することをお勧めします。 レポート プロジェクトでは、これらの目標が次のレポート要件の決定に役立つはずです。

  • 対象ユーザー

  • レポートの種類

  • ユーザー インターフェイスの要件

  • ユーザー エクスペリエンスの要件

このモジュールでは、スケートボードの直販を専門とする会社 Contoso Skateboard Store に関するシナリオが使用されます。 ワークフローを最新化し、製品の売上および在庫管理をより深く理解するには、従業員にデータを配信するための一連のレポートを作成する必要があります。

現在、財務とサプライ チェーンの部門の業務は、縦割り型のサイロで行われています。 これらの部門はデータを異なる方法で使用します。その結果、意思決定時のデータ解釈の仕方に多くの矛盾が生じています。 こうした矛盾により、数値が一致しなくなるため、役員レベルで意見の不一致や不協和音が発生することが多くなります。

また、同社は現在この情報を、最新の従業員向けに最適化されていない形式を使用して消費しています。 さらに、従業員は通常、即席レポートの作成にさまざまなデータ ソースを使用し、多くの時間を費やしています。 これらのレポートは、"先月のロサンゼルス地域での売上は?" のような簡単な質問に答えるものです。このような即席レポートは作業の重複の原因となっており、その結果、同じデータに対して異なる計算ロジックが使用される可能性のある、重複したレポートが発生しています。

この会社は、次のビジネス要件を満たす新しい一連のレポートの開発に取り組んでいます。

  • すべての部門において "単一の真実のソース" となるデータとビジネス ロジックの標準的なビューを推奨する。

  • 売上が 24 時間以内、在庫が 1 時間以内の、最新のデータがレポートで配信されるようにする。

  • 従業員がオフィス、自宅、または外出先でいつでもアクセスできる最新の売上と在庫のレポートを作成する。 レポートは、財務管理者、サプライ チェーン マネージャー、およびデータ アナリストが使用することを意図しています。

  • 自然でわかりやすいレポートをデザインする。

  • 十分に詳しいレポートを発行し、レポート コンシューマーが新しい分析情報を発見できるようにする。

  • 一貫した企業ブランド標準を適用する。