演習 - セルフホステッド統合ランタイムを管理する

完了

Data Factory で、アクティビティは、実行されるアクションを定義します。 リンクされたサービスは、ターゲットのデータ ストアやコンピューティング サービスを定義します。 統合ランタイムは、アクティビティとリンク サービスを橋渡しします。

セルフホステッド統合ランタイム

セルフホステッド統合ランタイムには、次の機能があります。

  • クラウドのデータ ストアとプライベート ネットワーク内のデータ ストア間でコピー アクティビティを実行する。
  • オンプレミスまたは Azure Virtual Network 内のコンピューティング リソースに対して次の変換アクティビティをディスパッチする:
    • HDInsight Hive アクティビティ (BYOC - 自分のクラスターを利用)
    • HDInsight Pig アクティビティ (BYOC)
    • HDInsight MapReduce アクティビティ (BYOC)
    • HDInsight Spark アクティビティ (BYOC)
    • HDInsight Streaming アクティビティ (BYOC)
    • Machine Learning バッチ実行アクティビティ
    • Machine Learning リソース更新アクティビティ
    • ストアド プロシージャ アクティビティ
    • Data Lake Analytics U-SQL アクティビティ
    • カスタム アクティビティ (Azure Batch で実行)
    • ルックアップ アクティビティ
    • メタデータの取得アクティビティ。

セルフホステッド統合ランタイムは、Azure Data Factory に論理的に登録されます。その機能のサポートのために使用されるコンピューティング リソースはお客様が用意します。 したがって、セルフホステッド IR の明示的な場所のプロパティはありません。 セルフホステッド IR を使用してデータの移動を実行する場合、この IR はデータをソースから抽出して移動先に書き込みます。

Azure Data Factory 内にセルフホステッド統合ランタイムを作成する

  1. Azure Data Factory の UI の [始めましょう] ページで、左端のペインの [管理] を選択し、[統合ランタイム] を選択します。 [新規] を選択します。

    統合ランタイムの作成

  2. [Integration runtime setup](統合ランタイムのセットアップ) ページで、 [Azure, Self-Hosted](Azure、セルフホステッド) を選択してから、 [Continue](続行) を選択します。

    セルフホステッド IR の作成

  3. [統合ランタイムのセットアップ] ページで、MySelfHostedIR という名前を入力し、[作成] をクリックします

    統合ランタイムのセットアップ

  4. 認証キーをコピーして貼り付けます。 [統合ランタイムのダウンロードとインストール] を選択します。

    統合ランタイムのセットアップ キー

  5. セルフホステッド統合ランタイムをローカルの Windows マシンにダウンロードします。 インストーラーを実行します。

  6. [統合ランタイム (セルフホステッド) の登録] ページで、前に保存したキーを貼り付け、 [登録] を選択します。

    統合ランタイムの登録

  7. [新しい統合ランタイム (セルフホステッド) ノード] ページで [完了] を選択します。

  8. セルフホステッド統合ランタイムが正常に登録されると、次のウィンドウが表示されます。

    登録の成功

自動化されたデプロイ

Azure Resource Manager テンプレートまたは PowerShell を使用して、Azure VM にセルフホステッド IR をセットアップすることもできます

  1. PowerShell で次のコマンドを実行します

    Set-AzDataFactoryV2IntegrationRuntime -ResourceGroupName $resourceGroupName -DataFactoryName $dataFactoryName -Name $selfHostedIntegrationRuntimeName -Type SelfHosted -Description "selfhosted IR description"
    
  2. セルフホステッド統合ランタイムをローカル コンピューターにダウンロードしてインストールします。

  3. 認証キーを取得し、そのキーを使用してセルフホステッド統合ランタイムを登録します。 PowerShell の例を次に示します。

    Get-AzDataFactoryV2IntegrationRuntimeKey -ResourceGroupName $resourceGroupName -DataFactoryName $dataFactoryName -Name $selfHostedIntegrationRuntimeName