分析機能を使用する
分析機能を使用すると、選択したデータ ポイントについて Power BI によって生成される追加の分析を行うことができます。 この機能を使用して、以前に見られたことがない現象が Power BI で検出されたかどうか、またはデータに対して別の分析情報を Power BI が提供する必要があるかどうかを確認することが必要な場合もあります。 この機能は、データ分布がなぜそのように表示されるかを分析する場合に特に役立ちます。
注意
数値以外のフィルターが視覚化に適用されている場合や、メジャー フィルターが適用されている場合は、この機能は機能しません。
この例では、ヘルプ チケットを扱う顧客サービス チームのレポートを開発しています。 顧客が質問をしたときに、オンラインで作成されたチケット データを分析したいと考えています。 既に場所ごとのチケットのデータを表示するための暫定的な視覚化を作成しましたが、現在はデータの分布がなぜそのように表示されるのかについて関心を持っています。
データを手動で調査するのではなく、分析機能を使用して、データに対して迅速かつ自動化された、洞察を得られる分析を行うことができます。
分析機能を使用するには、視覚化上のデータ ポイントを右クリックし、[分析] オプションをポイントして次の 2 つのオプションを表示します。つまり、[増加について説明してください] および [Find where the distribution is different]\(分布が異なる場所を検索します\) です。 使用できるオプションは、選択したデータ ポイントによって変わります。
以下の例で、[増加について説明してください] のオプションを選択すると、次の図に示すように、ウィンドウに新しい視覚化が表示されます。
この分析が役に立つ場合は、この新しい視覚化をレポートに追加して、他のユーザーから表示できるようにすることができます。 視覚化の右上隅にあるプラス記号 (+) アイコンを選択して、これをレポートに追加します。
分析機能の詳細については、Power BI Desktop で分析情報を適用して分布が異なる場所を見つける (プレビュー) に関するページを参照してください。