Microsoft Dataverse と Dynamics 365 顧客エンゲージメント アプリについて説明する

完了

このプラットフォームでビジネス ソリューションを作成するための重要な要素の 1 つが Microsoft Dataverse です。 Dataverse を使用すると、ビジネス アプリケーションで使用するデータを安全に保存および管理することができます。 たとえば、顧客のすべてのデータを Dataverse に保存することができます。 Dataverse のデータはテーブルに格納されます。 テーブルは一連の行と列です。 テーブルの各列には、名前、場所、年齢、日付、給与など、特定のタイプのデータが格納されます。

Dataverse には、取引先企業、取引先担当者、活動など、一般的なビジネス シナリオをカバーする標準テーブルの基本セットが含まれています。 Dataverse のメリットは、組織の固有のニーズに合わせてカスタム テーブルを作成して、データを入力することもできる点です。

以下にその例を示します。

  • 不動産会社は、販売する物件を格納するテーブル、オープン ハウスを表すテーブル、内見物件を格納するテーブルを作成することができます。

  • 金融会社は、ローンの申請や銀行口座を表すテーブルを追加することができます。

  • 自動車整備会社は、販売する部品や提供するサービスを表すテーブルを追加することができます。

アプリケーション作成者は、Power Apps などのツールを使用して、このデータを利用するリッチ アプリケーションを作成することができます。

Dataverse には、次の利点があります。

  • 管理が容易: メタデータとデータのどちらもクラウドに保存されます。

  • 保護が容易: データは安全に保存され、ユーザーは必要なデータにのみアクセスできます。 ロールベースのセキュリティにより、組織内のさまざまなユーザーのテーブルへのアクセスを制御できます。

  • リッチ メタデータ - データ型およびリレーションシップは、Power Apps 内で直接利用されます。

  • ロジックと検証: 計算列、ビジネス ルール、ワークフロー、ビジネス プロセス フローを定義して、データの品質を確保し、ビジネス プロセスを促進します。

  • 生産性向上ツール: 生産性を高め、データのアクセシビリティを確保するために、Microsoft Excel のアドインでテーブルを使用できます。

Dynamics 365 Sales、Dynamics 365 Customer Service、Dynamics 365 Customer Insights などの Dynamics 365 の顧客エンゲージメント アプリでは、Dataverse を使用してデータを保存および保護します。 これにより、Power Apps と Dataverse を Dynamics 365 で既に使用されている重要なビジネス データで直接使用して、統合を必要とせずにアプリを作成することができます。