Web アプリケーションで Microsoft Graph を使用し、ユーザーのプロファイル写真を取得する

完了

アプリケーションに営業担当者の写真を表示する必要があることを確認したので、少しの間中断して、この情報へのアクセスに Microsoft Graph が必要な理由を理解しましょう。

プロフィール写真は、あなたが誰であるかを表示するものです。 これは、名前と顔を即座に関連付けて、アプリケーションで誰とやり取りしているのかを簡単に把握できるようにするパーソナル ブランディングです。

プロフィール写真は、Microsoft 365 のエコシステムのユーザー、グループ、または Outlook の連絡先のものにすることができます。 プロフィール写真は、以下のようなコンポーネントで効果的に使用されます。

  • サインイン コントロール
  • ユーザーの選択
  • ファイルの許可メカニズム
  • 組織図
  • チャットのメッセージ

ただし、Microsoft 365 のエコシステムにはプロフィール写真のソースが複数あるため、アプリケーション全体を通して同じプロフィール写真を表示することが課題となります。 組織には、ユーザーや連絡先のプロフィール画像を保存するための別のシステムがある可能性もあります。

Microsoft Graph はこれらの課題を簡素化し、独自のプロフィール写真を保存および取得するための即時ソリューションを提供します。

以下は、サインインしているユーザーの写真を取得する Microsoft Graph API のエンドポイントの例です。

GET https://graph.microsoft.com/v1.0/me/photo/$value

このエンドポイントは、アプリケーションでレンダリングされる画像 BLOB オブジェクトを提供します。 Web ページに画像を表示するには、画像 BLOB オブジェクトからメモリ内オブジェクトを作成し、それを画像要素のソースにします。

サインインしているユーザーの写真のメタデータを取得する場合には、次のリクエストを使用できます。

GET https://graph.microsoft.com/v1.0/me/photo

Microsoft Graph エンドポイントは、サインインしているユーザーの写真に限定されません。 ユーザー、グループ、または連絡先の写真を安全に取得できます。