Azure リソースグループ間でリソースを移動する手順を特定する

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このユニットでは、実行する必要のある手順と、リソースグループ間でリソースを移動するために使用できるツールについて説明します。

リソースの移動について

移動操作を開始すると、リソースを保持しているリソースグループと新しい移動先のリソースグループがロックされます。移動操作が終了するまで、リソースグループで書き込み操作と削除操作を実行することはできません。リソースは影響を受けませんが、これらのリソースグループ内でリソースを追加、削除、更新することはできません。

リソースを移動しても、場所は変更されません。たとえば、米国東部リージョンにあるストレージアカウントを別のリソースグループに移動した場合、米国東部リージョンの場所が保持されます。

サブスクリプション間でリソースを移動する

リソースの種類によっては、サブスクリプション間で、または同じサブスクリプション内のリソースグループ間でリソースを移動することができます。

このシナリオでは、同じサブスクリプション内の別のリソースグループにストレージアカウントのペアを移動するだけですみます。課金の理由により、Azure Web アプリとその依存リソースをすべて別のサブスクリプションに移動する必要がある場合は、そのプロセスによってステップがさらに追加される可能性があります。ユニット 2 で説明したように、すべての依存リソースを 1 つのリソースグループ内に移動する必要があります。その後、これらのリソースを別のサブスクリプションの新しいリソースグループ内に移動できます。次の図は、実行が必要になる可能性がある手順を示しています。この例では、別のリソースグループ内にリソースがあり、その依存リソースも 1 つあります。

複数のリソースグループ内のリソースを別のサブスクリプションのリソースグループに移動する場合に実行する 3 つのステップを示す図。

依存リソースをリソースのあるリソースグループ内に移動します。
リソースと依存リソースを、ソースサブスクリプションからターゲットサブスクリプションに一緒に移動します。
必要に応じて、ターゲットサブスクリプション内の別のリソースグループに依存リソースを再配布します。

リソースを移動する方法

移動するリソースを特定し、移動できることを確認します。リソースグループを作成し、そのリソースグループにリソースを移動できます。

Azure portal、Azure CLI、PowerShell、または Azure REST API を使用して、リソースを移動できます。次のユニットでは、Azure portal を使用して、ストレージアカウントを新しいリソースグループに移動します。そのため、このユニットでは、Azure CLI または PowerShell を使用してリソースを移動するのに使用するコマンドについて見てみましょう。

Azure CLI を使用してリソースを移動する

次のコマンドは、Azure CLI を使用してリソースを移動する方法を示しています。

リソースグループを作成します。

az group create --name <destination resource group name> --location <location name>

リソースを取得します。

 yourResource=$(az resource show --resource-group <resource group name> --name <resource name> --resource-type <resource type> --query id --output tsv)

リソース ID を使用してリソースを別のリソースグループに移動します。
```
az resource move --destination-group <destination resource group name> --ids $yourResource
```
リソースグループ内のすべてのリソースを返して、リソースが移動されたことを確認します。
```
az resource list --resource-group <destination resource group name> --query [].type --output tsv | uniq
```
リソースを参照するツールとスクリプトのリソース ID を更新します。

Azure PowerShell を使用してリソースを移動する

次のコマンドは、Azure PowerShell を使用してリソースを移動する方法を示しています。