はじめに
JSON Azure Resource Manager (ARM) テンプレートには、さまざまな環境にソフトウェアをデプロイするのに役立つ機能がいくつか用意されています。
あなたは、パートナー企業のためにインベントリ システムを開発しているソフトウェア チームを管理しているとします。 ソフトウェアをデプロイする各環境には、さまざまな Azure ストレージ アカウント SKU を介して実装されるさまざまなポリシーがあります。 各環境で実行できるストレージ アカウントをデプロイする ARM テンプレートがあります。 ただし、あなたはデプロイ環境ごとに入力の変更を簡単にできるようにしたいと考えています。 あなたは、ARM テンプレートで変数と関数を使用し、入力にはパラメーター ファイルを使用することにします。
このモジュールでは、Resource Manager の関数を使用して変数と式を追加することにより、ARM テンプレートを異なる環境で再利用できるようにします。 また、タグを使用することでデプロイされたリソースをより適切に追跡および整理できるようにします。 次に、パラメーター ファイルを使って、デプロイの柔軟性を向上させるという目標を達成します。
Note
Bicep は、Azure リソースを定義するための言語です。 JSON よりシンプルな作成エクスペリエンスに加えて、コードとしてのインフラストラクチャの品質を改善するのに役立つその他の機能を備えています。 Azure 上のコードとしてのインフラストラクチャを初めて使用する場合は、JSON の代わりに Bicep を使用することをお勧めします。 Bicep の詳細については、「Bicep の基礎」ラーニング パスを参照してください。
学習の目的
このモジュールでは、次のことを行います。
- JSON ARM テンプレートの関数を使用して、一意の値に対する式を作成する。
- ARM テンプレートの変数に格納することによって、式を再利用する。
- リソース タグを使用して、デプロイされた Azure リソースを整理および追跡する。
- ARM のテンプレート パラメーター ファイルを使用して、複数のデプロイ パラメーターを管理する。
前提条件
- Azure portal、サブスクリプション、リソース グループ、リソース定義など、Azure に関する知識。
- Azure アカウント。 無料アカウントは、ここから取得できます。
- Visual Studio Code がローカルにインストールされていること。
- Visual Studio Code 用 Azure Resource Manager ツール拡張機能がローカルにインストールされていること。
- 次のいずれかのツール:
- 最新バージョンの Azure CLI ツールがローカルにインストールされていること。
- 最新バージョンの Azure PowerShell がローカルにインストールされていること。