はじめに

完了

チームは、Azure portal、JSON Azure Resource Manager テンプレート (ARM テンプレート)、またはコマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用して Azure リソースを既にデプロイしている可能性があります。 JSON ARM テンプレートを使い慣れている方なら、JSON ARM テンプレートより Bicep の方がテンプレート作成プロセスが改善されることが分かるでしょう。 Azure リソースに Bicep を使用するのは投資の価値がありますが、Bicep への既存のデプロイの移行は、ボタンをクリックするだけで完了するものではありません。 このプロセスには、変換、移行、リファクタリング、テストを含む推奨ワークフローが含まれます。

シナリオ例

お客様は、玩具の企業において Azure インフラストラクチャをデプロイおよび構成する責任を負うものとします。 最近、あなたの会社は、人気のあるおもちゃのトラックを製造している小規模な競合他社を買収しました。 この会社では、Azure を使用してアプリケーション インフラストラクチャもホストしていますが、そのリソースのデプロイには Azure portal を使用しました。 おもちゃのトラックをサポートするためのいくつかのサービスを提供する仮想マシンがデプロイされています。

あなたは、すべてのリソース デプロイ向けに Bicep の使用を標準化するプロセスを開始する必要があります。 この作業を達成するために、リソースを Bicep に変換して移行します。 わかりやすくするためにテンプレートをリファクタリングし、デプロイをテストして移行を検証します。

私たちは何をするでしょうか?

このモジュールでは、Azure リソースを Bicep に移行するための推奨ワークフローについて学習します。 このワークフローは、5 つのフェーズ (変換、移行、リファクタリング、テスト、デプロイ) で構成されます。

Diagram that shows the recommended workflow for migrating Azure resources to Bicep.

Azure リソースと JSON テンプレートを Bicep ファイルに変換して移行する方法を学習します。 また、テンプレートの品質向上に役立つツールとリソースについても学習します。 最後に、変換されたテンプレートのデプロイをテストする方法を学習します。

主な目標

このモジュールを完了すると、Azure リソースを Bicep に移行する方法を理解できます。 また、将来のデプロイで使用するテンプレートの忠実性について自信を得ることもできます。