ガバナンスと管理

完了

クラウドの導入プロセスは行程であって目標ではありません。 その過程では、明確なマイルストーンと具体的なビジネス上の利点があります。 クラウド導入の最終的な状態は、組織が行程を開始する時点では不明です。 組織が新しいアプリケーションをクラウドに移す (デプロイする) とき、この最終的な状態が形作られ始めます。 クラウド プラットフォームを管理し、運用するとき、次の側面を検討することが重要です。

  • 組織のビジネス ニーズを満たし、機敏性を与え、リスクをコントロールするよう、クラウド環境でガバナンス ソリューションを定義します
  • 組織の常に変化するビジネス ニーズに合わせた進化、成長、調整が可能になるよう、ガバナンス ソリューションに基づいてクラウド環境を管理します

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詳細については、次の動画をご覧ください。


クラウド ガバナンス

クラウド ガバナンスでは、組織が行程を通して安全な位置を維持できるガードレールが作成されます。 Azure 向けのクラウド導入フレームワークのガバナンス モデルにより、重要な主要領域が特定されます。 各領域は、組織がクラウド サービスを導入することで対処する必要のある異なる種類のリスクに関係しています。

ガバナンス要件はクラウド導入の行程を通して進化するため、ガバナンスに対する柔軟なアプローチが必要です。 IT ガバナンスは迅速に移動し、クラウド導入の過程でビジネスの需要とペースを合わせて関連性を保つ必要があります。

増分ガバナンスでは、企業のポリシー、プロセス、ツールの小さなセットに依存して、導入とガバナンスの基盤が確立されます。 その基盤は、実用最小限の製品 (MVP) と呼ばれます。 MVP により、管理チームは、導入のライフサイクル全体の実装にガバナンスをすばやく組み込むことができます。 この MVP をデプロイした後は、追加のガバナンス レイヤーを環境にすばやく組み込むことができます。

ヒント

独自のクラウド ガバナンスを実装すべき場所を決定するには、このモジュールの終わりにある「まとめとリソース」ユニットに記載された Microsoft 評価ツールのリンクをご利用ください。

クラウド管理

管理方法論の目標は、安定性と運用コストのバランスを取ることにより、継続的なビジネス収益を最大化することです。 安定した事業運営は、安定した収益の流れにつながります。 運営費をコントロールすることで諸経費が減り、ビジネス プロセスからの利益が増えます。

ヒント

拡張性、利用可能性、回復性リソースのリンクは、このモジュールの終わりにある「まとめとリソース」ユニットにあります。

クラウド運用により、チームがビジネス上の公約を果たす上で役立つ成熟度モデルが作成されます。 成熟度の早期段階では、顧客は、在庫、クラウド資産の可視性、パフォーマンスなど、基本的なニーズに集中的に取り組みます。 クラウドの運用が成熟すると、チームはクラウド ネイティブまたはハイブリッドの手法を利用し、運用上の基準を順守できます。その結果、構成や状態の管理でビジネスが中断される可能性が減ります。 コンプライアンスが達成されると、保護と回復のサービスからは、ビジネス プロセス中断の期間や影響を減らす、影響度の低い方法が与えられます。 プラットフォーム運用の間、パフォーマンスが上がるよう、(コンテナーやデータ プラットフォームなど) さまざまなプラットフォームの側面が調整され、自動化されます。

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このユニットの重要な点を次に示します。

  • 組織がクラウドに新しいアプリケーションを移すとき (デプロイするとき)、クラウド プラットフォーム運用の次の側面を検討することが重要です。
    • クラウド環境に合ったガバナンス ソリューションを定義する。
    • クラウド環境を管理する。
  • クラウド導入フレームワークのガバナンス モデルにより、重要な主要領域が特定されます。 各領域は、組織がクラウド サービスを導入することで対処する必要のある異なる種類のリスクに関係しています。 クラウド ガバナンスには、コスト管理、セキュリティ ベースライン、リソースの整合性、ID ベースライン、デプロイ高速化という 5 つの分野があります。

次に、クラウド導入フレームワークについて学習した内容について、知識チェックで確認してみましょう。