生産出荷の場所

完了

生産出荷の場所とは、完了品目が生産後に保管される場所のことです。 通常は、完成品が製造される生産プロセスの近くです。 生産出荷の場所は、材料を出荷領域、保管場所、下流の生産プロセスの生産入庫の場所などに移動させる前に、材料の中間保管場所として使用されます。

前のユニットから続くペレット生産の例で、次の図に、各製造オーダーまたはバッチ オーダーの生産出荷の場所をいくつか示します。 生産出荷の場所がいくつかあることで、完成品を最終的にプット アウェイするためのピッキング場所に関する概要を、倉庫作業者がより把握しやすくなります。

複数の生産出荷場所の図。

完成品が製造オーダーまたはバッチ オーダーに報告されると、既定の生産出荷の場所が設定されます。 この出荷場所を識別するには、次の階層を使用します。

  1. 製造オーダーまたはバッチ オーダーのヘッダーで定義されている出荷場所を使用します。
  2. そこで見つからない場合は、最後の工程で使用するリソースに定義されている出荷場所を使用します。最後の工程は、生産工順で定義されています。
  3. そこで見つからない場合は、最後の工程用のリソースが使用するリソース グループに定義されている出荷場所を使用します。最後の工程は、生産工順で定義されています。
  4. そこで見つからない場合は、製造オーダーに対して定義されている倉庫で定義されている出荷場所を使用します。

高度な倉庫管理プロセスを使用して設定された製品に対してのみ、既定の生産出荷の場所が設定されます。 このタイプの品目が完了として報告されると、完成品のプット アウェイタイプ、または連産物と副産物のプット アウェイタイプの倉庫作業が作成されます。 このタイプの作業では、生産出荷の場所がピッキング場所として使用されます。 プット アウェイ場所は、場所ディレクティブによって決まります。