セキュリティ体制管理と脅威保護
Microsoft Defender for Cloud のセキュリティ スコアは、クラウドのセキュリティ態勢を改善するのに役立つ場合があります。 セキュリティ スコアでは、セキュリティの結果が 1 つのスコアに集約されるため、現在のセキュリティの状況を簡単に評価できます。 スコアが高くなるほど、識別されたリスク レベルは低くなります。
サブスクリプションで Defender for Cloud を有効にすると、既定で Microsoft クラウド セキュリティ ベンチマーク (MCSB) 標準がサブスクリプションで適用されます。 MCSB 標準に照らしてスコープ内のリソースの評価が開始されます。
Note
プレビューのフラグが設定されている推奨事項は、セキュリティ スコアの計算からは除外されます。 プレビュー期間が終了してもスコアに貢献できるように、可能な限りこれらの推奨事項を修復する必要があります。
セキュリティ スコアの表示
Defender for Cloud の [概要] ダッシュボードを表示すると、すべての環境のセキュリティ スコアを表示できます。 ダッシュボードには、セキュリティ スコアがパーセンテージ値として表示され、基になる値が含まれます。
Azure mobile app では、セキュリティ スコアがパーセンテージ値として表示されます。 タップすると、スコアを説明する詳細が表示されます。
セキュリティ態勢を調べる
Defender for Cloud の [セキュリティ態勢] ページには、環境全体と環境ごとのセキュリティ スコアが個別に表示されます。
このページでは、全体的なスコアに影響を与えているサブスクリプション、アカウント、プロジェクト、異常なリソースに関する情報、関連する推奨事項を確認できます。 Azure、アマゾン ウェブ サービス (AWS)、Google Cloud Platform (GCP)、Azure DevOps などの環境でフィルター処理できます。 その後、各 Azure サブスクリプション、AWS アカウント、および GCP プロジェクトにドリルダウンできます。
セキュリティ スコアの計算
Defender for Cloud の [推奨事項] ページの [セキュリティ スコアの推奨事項] タブには、MCSB 内のコンプライアンス制御が全体的なセキュリティ スコアにどのように貢献しているかをが示されます。
Defender for Cloud では、各 Azure サブスクリプションあるいは AWS または GCP クラウド コネクタごとに、各コントロールが 8 時間ごとに計算されます。
コントロール内の推奨事項は、コントロール自体よりも頻繁に更新されます。 推奨事項のリソース数とコントロールのリソース数の間に不一致が見つかる場合があります。