Power Automate PowerShell コマンドレットを使用して、使用状況を把握する
各種の Power Automate PowerShell コマンドレットを使用すると、管理者は、アプリ作成者による Power Automate の使用状況を把握することができます。
使用可能な各種コマンドレットについて学習すると、このモジュールの最後の演習を完了できるようになります。このモジュールでは、Power Automate PowerShell コマンドレットを使用して、テナント内で作成されたすべての接続を識別する方法を学びます。 この演習では、前提条件となる PowerShell モジュールを設定する方法についても説明します。
以下のセクションでは、使用可能な各種コマンドレットについて説明します。
接続アクセス許可の読み取り
接続アクセス許可の読み取り (Get-AdminPowerAppConnectionRoleAssignment) コマンドレットでは、Power Appsと Power Automate に対するすべての接続アクセス許可を取得できます。 返されるデータには、接続が所有者に属しているかどうかや、接続が別のユーザーと共有されているかどうかが含まれます。
カスタム コネクタの読み取りと削除
カスタム コネクタの読み取りと削除 (Get-AdminPowerAppConnector) コマンドレットでは、テナントにデプロイされているすべてのカスタム コネクタを取得できます。
環境の読み取り
環境の読み取り (Get-FlowEnvironment) コマンドレットでは、テナント内に作成されているすべての環境を取得できます。 返される情報には、環境を作成したユーザーの名前、作成された日時、およびその場所も含まれます。
既定の環境の読み取り
既定の環境の読み取り (Get-FlowEnvironment -Default) コマンドレットは、既に説明したものですが、この場合の違いは、-Default パラメーターを指定できることです。これにより、既定の環境のみが返されます。
テナント内のすべてのフローの一覧表示
テナント内のすべてのフローの一覧表示 (Get-AdminFlow) コマンドレットでは、テナント内に存在するすべてのフローを一覧表示できます。 返される情報には、フローの作成日時、作成者、および作成された環境が含まれます。
この情報を CSV 形式でエクスポートする必要がある場合は、次のコマンドを使用できます。これにより、この情報がファイルに書き込まれます。
Get-AdminFlow | Export-Csv -Path '.\FlowExport.csv'
PowerShell コマンドレットの出力は CSV ファイルであるため、Power BI や Microsoft Excel などのビジネス インテリジェンス ツールに結果を読み込み、結果をさらに分析することができます。