はじめに

  • 2 分

パイプラインを使用すると、Bicep コードの検証、テスト、デプロイを自動化できます。 Bicep を使用する利点の多くは、アプリケーションやデータベース構成など、ソリューションの他のコンポーネントと共に Azure インフラストラクチャをデプロイすることによるものです。 このモジュールでは、もともと Bicep コードをデプロイするパイプラインを拡張してソリューション全体をデプロイする方法について学習します。

シナリオ例

お客様は、玩具の企業において Azure インフラストラクチャをデプロイおよび構成する責任を負うものとします。 会社の Web サイトをデプロイするための Bicep テンプレートを作成済みです。このテンプレートにより、Azure App Service アプリ、製品リストの Azure SQL データベース、製品画像をホストするためのストレージ アカウントがデプロイされます。 また、Bicep テンプレートを使用して Azure リソースをデプロイするパイプラインを作成しました。 ここで、パイプラインを拡張して、アプリをデプロイし、データベースを構成し、Web サイトに必要ないくつかのテスト データをシード処理するようにします。

Architecture diagram illustrating the solution's Azure components, with the pipeline deploying the Bicep file and performing the additional steps on the resources.

学習内容

このモジュールでは、Azure インフラストラクチャ、アプリケーション、データベース、データを一緒にデプロイするようにデプロイ パイプラインを拡張する方法について学習します。 アプリケーションとデータベース プロジェクトをコンパイルするパイプラインにビルド ステージを追加し、パイプライン成果物を使用してデプロイ可能ファイルをパイプラインで伝達します。 その後、パイプラインからの Bicep 出力を使用してパイプラインのコンポーネントを統合し、アプリケーション、Web サイト、サンプル データを発行するようにデプロイ ステージを更新します。

主な目標

このモジュールを完了した後、次のタスクを実行する統合デプロイ パイプラインを作成できるようになります。

  • Bicep ファイルを使用して Azure リソースをプロビジョニングする。
  • アプリケーションを Azure App Service にデプロイする。
  • データベース スキーマを Azure SQL データベースに発行する。
  • Azure SQL データベースと Azure Storage BLOB コンテナーにサンプル データを追加する。

これらのタスクを完了することで、パイプライン成果物、Bicep 出力、パイプライン変数を使用してパイプラインのさまざまな部分を調整する方法を学習します。