はじめに
このモジュールでは、複数のアプリで使用できるパッケージを生成するビルド パイプラインを作成します。
ソフトウェアには多くの場合、オープンソース コンポーネントなど、サードパーティのコンポーネントが使用されています。 通常、そのための最短の方法は、コミュニティで広く使われているコンポーネントや、ビルドとテストが既に完了しているコンポーネントを使用することです。
また、第三者が使用できるような形でライブラリやパッケージに移すことができる独自のアプリケーション コードがあることも考えられます。 これは、オープンソース プロジェクトや、チームのみがアクセスできるソフトウェアである場合があります。
そのようなパッケージをビルドしてホストする方法は数多く存在します。 適切なソリューションは、使用するプログラミング言語とフレームワークの種類、およびパッケージにアクセスさせる必要のあるユーザーによって決まります。 ここでは、引き続き Tailspin Web チームと共に、Azure Artifacts でホストされる .NET の NuGet パッケージを作成していきます。
このモジュールを終了すると、次のことができるようになります。
- 複数のアプリケーションで使用できるパッケージを作成して共有する。
- パッケージのビルド パイプラインを作成し、Azure Artifacts にパッケージを発行する。
- アプリケーションをパッケージに接続し、Azure Pipelines でアプリケーションをビルドする。
- パッケージに対する変更をプッシュし、それを使用するようにアプリケーションを更新する。
前提条件
このラーニング パスのモジュールは段階的なプロセスになっています。
最初から進めるには、まず「Azure DevOps の概要」ラーニング パスを完了してください。
また、このラーニング パスの最初にある「Azure DevOps を使用してアプリケーションをビルドする」から始めることをお勧めします。
このモジュールのみを学習する場合は、ご自分の Windows、macOS、または Linux システムに開発環境を設定する必要があります。 必要なもの:
- 並列ジョブにアクセスできる Azure DevOps 組織。 組織から並列ジョブにアクセスできない場合は、このフォームを使用して、パブリック プロジェクトまたはプライベート プロジェクトの並列ジョブを無料で要求できます。 要求には、2 から 3 営業日かかります。
- Azure サブスクリプション
- GitHub のアカウント
- Visual Studio Code と Azure Pipelines for VS Code 拡張機能。
- .NET 6.0 SDK
- Git
Azure DevOps は無料で始めることができます。
この環境を利用して、このモジュールと今後のモジュールの演習を完了することができます。 また、独自のプロジェクトに新しいスキルを適用するためにも使用できます。
注意
Azure Pipelines では、さまざまな言語とアプリケーションの種類がサポートされています。 このモジュールでは、.NET アプリケーションを使用しますが、ここで学習したパターンを、お気に入りのプログラミング言語とフレームワークを使用する独自のプロジェクトに適用できます。
チーム紹介
前のモジュールで、Tailspin Toys の Space Game Web チームに会いました。 念のため、このモジュールで一緒に作業するメンバーを紹介します。
Andy は開発リーダーです。
Amita は QA 担当です。
Tim は運用担当です。
Mara は加わったばかりの開発者であり、Andy の部下です。
Mara は DevOps の使用経験があり、チームが Azure DevOps を使用してより合理化されたプロセスを採用する力になっています。