Dataverse データ インポート オプション
Microsoft Dataverse には、Dataverse テーブルにデータをインポートするためのいくつかの方法が用意されています。
データ インポート ウィザード
モデル駆動型アプリで Excel からインポートする
Power Apps Maker Portal で Excel からデータをインポートする
データフロー
データ インポート ウィザード
データ インポート ウィザードには、Power Platform 管理センターからアクセスできます。 環境を選択し、設定>データ管理>データ インポート ウィザードを選択します。
これにより、[インポート] ページが開き、以前のインポートの結果を確認できます。 アクション バーからデータのインポートを選択すると、ウィザードが開始されます。
データ インポート ウィザードでは、任意の Dataverse テーブルにインポートでき、次のファイル タイプがサポートされています。
CSV
TXT
XML スプレッドシート 2003 (.xml)
Excel (.xlsx)
Zip (上記のいずれかのタイプを使用)
ファイルをロードした後、データをインポートするテーブルを選択し、ファイル内の列を Dataverse テーブルの列にマップできます。
データ インポート ウィザードでは、単純な列間のマッピングがサポートされており、選択値のマッピングやルックアップ列のマッピングも処理されます。
データ インポート ウィザードの利点は次のとおりです。
ラベルによる選択値のマッピング。
GUID ではなく名前によるルックアップ列のマッピング。
データ インポート ウィザードの欠点は次のとおりです。
パフォーマンス - 一度にインポートできるレコードは 10 件から 20 件のみです。
データを変換できないため、システムの外部でクレンジングと変換を実行する必要があります。
データ インポート ウィザードでは、各テーブルのファイルを含む ZIP ファイルから複数のテーブルをインポートすることもできます。
モデル駆動型アプリで Excel からインポートする
モデル駆動型アプリの [Excel からインポート] は、データ インポート ウィザードに似ていますが、Power Platform 管理センターの設定>テンプレート>データ インポート テンプレートで作成されたデータ インポート テンプレートを必要とします。
モデル駆動型アプリの [Excel からインポート] では、モデル駆動型アプリのコマンド バーから単一のファイルを単一のテーブルにインポートしますが、データ インポート ウィザードと同じ利点および欠点があります。
モデル駆動型アプリの [Excel からインポート] では、次のファイル タイプがサポートされています。
CSV
XML スプレッドシート
Excel
モデル駆動型アプリの [Excel からインポート] では、単純な列間のマッピングがサポートされており、選択値のマッピングやルックアップ列のマッピングも処理されます。
モデル駆動型アプリの [Excel からインポート] 機能では、Exchange の取引先担当者から Contact テーブルにインポートすることもできます。
Power Apps Maker Portal で Excel からデータをインポートする
Power Apps Maker Portal の [Excel からデータをインポート] は、単純な列マッピング以外は許可されない基本的なインポートです。 選択値のマッピング、またはルックアップやリレーションシップのマッピングはサポートされていません。
Power Apps Maker Portal の [Excel からインポート] では、次のファイル タイプがサポートされています。
CSV
Excel
Power Apps Maker Portal の [Excel からデータをインポート] については、このモジュールで後述します。
データフロー
Power Apps Maker Portal でデータをインポートすると、複数のデータ ソースへの接続、データのクリーンアップと変換、および Dataverse テーブルへのインポートに使用できるデータフローが作成されます。
Power Apps Maker Portal の [データをインポート] では、PowerQuery を使用して抽出、変換、および読み込み処理を実行します。
データフローの利点は次のとおりです。
ラベルと番号による選択値のマッピング。
データのクリーンアップと変換を行う。
手動で、またはスケジュールに基づいて実行できる。
データフローの欠点は次のとおりです。
- ルックアップ列のマッピングがサポートされていない。
データフローについては、このモジュールで後述します。