SQL ステートメントの構造を調べる
どの SQL 方言でも、SQL ステートメントは、いくつかの異なる種類のステートメントにグループ化されます。 これらの種類としては、次のものがあります。
- データ操作言語 (DML) は、データのクエリと変更に焦点を当てた SQL ステートメントのセットです。 DML ステートメントには、このトレーニングで主として取り上げる SELECT や、INSERT、UPDATE、DELETE などの変更ステートメントが含まれます。
- データ定義言語 (DDL) は、テーブル、ビュー、プロシージャなどのデータベース オブジェクトの定義とライフ サイクルを処理する SQL ステートメントのセットです。 DDL には、CREATE、ALTER、DROP などのステートメントが含まれます。
- データ制御言語 (DCL) は、ユーザーおよびオブジェクトのセキュリティ アクセス許可を管理するために使用される SQL ステートメントのセットです。 DCL には、GRANT、REVOKE、DENY などのステートメントが含まれます。
トランザクション制御言語を意味する TCL がステートメントの種類として挙げられる場合もあります。 さらに、一部のリストでは、DML がデータ変更言語として定義されている場合もあります。これには SELECT ステートメントは含まれませんが、SELECT ステートメントのデータ クエリ言語として DQL が追加されます。
このモジュールでは、DML ステートメントを重点的に取り上げます。 これらのステートメントは、一般的に、レポートや分析のためのデータを取得するためにデータ アナリストによって使用されます。 また、DML ステートメントは、アプリケーション開発者が "CRUD" 操作を実行して、アプリケーション データの作成、読み取り、更新、または削除を行うためにも使用されます。