Mixed Reality デバイスについて調べる

完了

仮想現実のエクスペリエンスと拡張現実のエクスペリエンスの概念的な違いとそれらが Mixed Reality にどう関連しているのかについて確認しました。 次に、開発に使用できるハードウェア デバイスを見てみましょう。

HoloLens

スペクトルの拡張現実側にあるアプリケーションとゲームでは、Microsoft HoloLens が対象になります。 HoloLens はシースルー型ディスプレイを備えているため、ユーザーはヘッドセットを装着している間周りの物理環境を見ることができます。 HoloLens は、回転と平行移動の両方で 6 自由度の完全な移動を実現します。

HoloLens 2 デバイスを横から見た写真。

Windows Mixed Reality イマーシブ ヘッドセット

仮想現実のエクスペリエンスはさまざまな Windows Mixed Reality イマーシブ ヘッドセット用に開発できます。 例としては、Samsung HMD Odyssey+ と HP Reverb G2 があります。 これらのデバイスでは、ユーザーを仮想世界に没入させるために物理環境をブロックする不透明のディスプレイを備えており、自由度 6 (six-degrees-of-freedom) の動きがサポートされます。

Samsung HMD Odyssey Plus デバイスを横から見た写真。

デバイスが PC にテザリングされるか自己完結型であるかは、デバイスがホログラフィック (拡張現実) であるかイマーシブ (仮想現実) であるかにまったく影響しません。 どちらの種類のデバイスも、テザリングすることもしないことも可能です。

Mixed Reality スペクトルの再確認

次の Mixed Reality スペクトルの図で、アプリケーションのターゲット エクスペリエンスの選択が、対象にできるデバイスの種類に対応していることがわかります。 ユーザーの周りの物理世界に依存するアプリケーションを作成する場合は、HoloLens が最適です。 スペクトルの最深部をユーザーに体験させる場合は、Windows Mixed Reality イマーシブ ヘッドセットが最も適しています。

物理世界と拡張現実デバイスからデジタル世界と仮想現実へと広がる Mixed Reality スペクトルの図。

今日のテクノロジー環境では Mixed Reality スペクトル全体を実行できる単一のデバイスはありませんが、未来のホログラフィック デバイスがよりイマーシブになり、イマーシブ デバイスがよりホログラフィックになる可能性があります。