はじめに
Azure API Management が組織にもたらす利点は、外部、パートナー、社内の開発者に Web API を発行して、社内のデータやサービスの可能性を広げられることです。 ただし、他の開発者が使用する Web API を発行する前に、Web API の作成者がまず、それらを Azure API Management にデプロイする必要があります。
Visual Studio を使用して ASP.NET Core Web API を作成している開発者は、組み込まれている機能を使用して、Web API を Azure API Management に直接エクスポートできます。
フュージョン開発チームに関する以前のモジュールでは、VanArsdel, Ltd. の社員に会いました。フュージョン開発チームは、プロフェッショナル (ハイコード) 開発者とシチズン (ローコード) 開発者をペアにして、より優れたアプリをより迅速に作成します。 シチズン開発者は、Power Apps を使用してニーズに合ったアプリケーションを作成し、それらのアプリケーションは、Web API などのプロフェッショナル開発者が作成したサービスを使用します。 シチズン開発者が Power Apps アプリケーションで Web API を使用するには、Web API をどこかでホストする必要があります。 理想的な場所は Azure API Management です。
VanArsdel のプロフェッショナル開発チームは、Kiana をリーダーとして、在庫管理用に複数の ASP.NET Core Web API を構築しました。 彼らは、Visual Studio を使用して Azure App Service と Azure API Management に Web API を発行したいと考えています。 この手順により、開発チームは、開発中の Azure API Management と Visual Studio との間でのコンテキスト切り替えを最小限に抑えることができます。
このモジュール全体を通じて、コードからデプロイまでの Web API アプリケーション開発であつれきのない開発エクスペリエンスを、Visual Studio でどのようにしてもたらすことができるかについて説明します。