顧客資産
顧客資産を使用すると、検査、メンテナンス、修理の責任を負う備品を追跡することができます。 顧客資産は、顧客のそれぞれの場所にどの製品があるかを示します。 また、顧客資産を使用して、各資産の過去のサービス履歴や現在の作業指示書を追跡することもできます。 Connected Field Service を使用している場合、資産の状態の監視や、必要な場合に IoT 通知や作業指示書をトリガーするためのセンサーに顧客の資産を接続することができます。 顧客資産を使用すると、次の操作を実行できます。
品目に関する特定の情報を記録する。
品目に関連付けられているすべての作業指示書の履歴ログを作成する。
多くの場合、顧客資産は、はじめは倉庫に保管されている製品です。 製品を顧客に納品すると、自動的に資産に変換することができます。 製品を自動的に顧客の資産に変換する機能は、製品レコードの作成時に定義できます。
顧客資産の作成後に、修理、検査、テスト、IoT データ、および問題を追跡してサービス履歴を構築できます。 サービス履歴の理解は、修復に関する決定を適切に行い、資産のライフスパンとアップタイムを維持するために重要で、最終的に顧客の満足につながります。
次に示すいくつかの方法で、サービス履歴を作成することができます。
タイムラインを使用してメモを追加する: 顧客資産のタイムラインにメモを追加します。 たとえば、Field Service Mobile から、フィールド技術者が顧客資産レコードに移動して注を追加できます。
作業指示書: 作業指示書を作成する際に、作業指示書を顧客資産に関連付けることができます。 これは通常、顧客資産をインシデントの種類に追加して関連付けることで行います。 資産は作業指示書で自動的に定義されます。 関連付けられているすべての作業指示書が顧客資産レコードに表示されます。
契約の使用: 契約を定義する際に、契約が関連付けられている顧客資産を定義できます。
サービス履歴の作成の詳細については、サービス履歴の作成 を参照してください。
Microsoft Dynamics 365 Connected Field Service は、顧客資産を使用して、顧客の場所の IoT デバイスを表します。 これらのデバイスは IoT ハブに登録され、Dynamics 365 から直接アクセスできます。
顧客資産の詳細については、顧客資産を構成および設定して保守可能な品目の一覧を管理する (Field Service)を参照してください。
Connected Field Service を使用した顧客備品の監視と点検の詳細については、Connected Field Service for Dynamics 365 と Azure IoT を使用した、リモートでの顧客備品の監視およびサービス を参照してください。