DSC 構成ファイルを調べる
DSC 構成は、特殊な種類の関数を定義する Windows PowerShell スクリプトです。
構文の例とシナリオについては、configuration の構文に関するページを参照してください。
DSC の configuration 要素
構成例を提供し、その中の要素について説明します。 まず、次の構成例から始めます。
configuration LabConfig
{
Node WebServer
{
WindowsFeature IIS
{
Ensure = 'Present'
Name = 'Web-Server'
IncludeAllSubFeature = $true
}
}
}
- Configuration ブロック。 Configuration ブロックは、最も外側のスクリプト ブロックです。 この場合、構成の名前は LabConfig です。 ブロックを定義する中かっこに注意してください。
- Node ブロック。 1 つ以上の Node ブロックを使用できます。 構成するノード (コンピューターと VM) を定義します。 この例では、ノードは WebServer という名前のコンピューターを対象とします。 localhost と名付けて、任意のサーバーでローカルに使用することもできます。
- リソース ブロック。 1 つ以上のリソース ブロックを使用できます。 ここでは、構成によってリソースのプロパティが設定されます。 このケースでは、WindowsFeature という名前のリソース ブロックが 1 つあります。 定義されているパラメーターに注意してください (リソース ブロックの詳細については、「DSC リソース」を参照してください)。
別の例を示します。
Configuration MyDscConfiguration
{
param
(
[string[]]$ComputerName='localhost'
)
Node $ComputerName
{
WindowsFeature MyFeatureInstance
{
Ensure = 'Present'
Name = 'RSAT'
}
WindowsFeature My2ndFeatureInstance
{
Ensure = 'Present'
Name = 'Bitlocker'
}
}
}
MyDscConfiguration
この例では、構成をコンパイルするときに、ComputerName パラメーターとして渡すことによって、ノードの名前を指定します。 名前の既定値は "localhost" です。
Configuration ブロック内では、通常 PowerShell 関数内で可能なほとんどすべてのことを行うことができます。
PowerShell ISE などの任意のエディターで構成を作成し、ファイルの種類の拡張子を .ps1 にして PowerShell スクリプトとしてファイルを保存することもできます。