演習 - コンテナー アプリをデプロイする

完了

この演習では、セキュリティで保護された Container Apps 環境を作成し、コンテナー アプリをデプロイします。

前提条件

  • アクティブなサブスクリプションがある Azure アカウント。 アカウントを取得済みでない場合は、https://azure.com/free から無料評価版にサインアップできます。

環境を準備する

  1. Azure portal にサインインして、Cloud Shell を開きます。

    Screenshot showing the location of Cloud Shell launch button.

  2. シェルが開いたら、Bash 環境を選択します。

    Screenshot showing the location of the shell selection.

  3. CLI 用の Azure Container Apps 拡張機能をインストールします。

    az extension add --name containerapp --upgrade
    
  4. Microsoft.App 名前空間を登録します。

    az provider register --namespace Microsoft.App
    

    注意

    Azure Container Apps リソースは、Microsoft.Web 名前空間から Microsoft.App 名前空間に移行されました。

  5. 以前に使ったことがない場合は、Azure Monitor Log Analytics ワークスペース用の Microsoft.OperationalInsights プロバイダーを登録します。

    az provider register --namespace Microsoft.OperationalInsights
    

    注意

    Microsoft.App 名前空間と Microsoft.OperationalInsights の登録は、それぞれ完了するまでに数分かかることがあります。

  6. この演習の後半で使う環境変数を設定します。 <location> を最寄りのリージョンに置き換えます。

    myRG=az204-appcont-rg
    myLocation=<location>
    myAppContEnv=az204-env-$RANDOM
    
  7. コンテナー アプリのリソース グループを作成します。

    az group create \
        --name $myRG \
        --location $myLocation
    

CLI がアップグレードされ、新しいリソース グループが使用可能になったら、Container Apps 環境を作成し、コンテナー アプリをデプロイできます。

環境の作成

Azure Container Apps 環境では、コンテナー アプリのグループを囲むセキュリティ保護された境界が作成されます。 同じ環境にデプロイされた Container Apps は、同じ仮想ネットワークにデプロイされ、同じ Log Analytics ワークスペースにログを書き込みます。

  1. az containerapp env create コマンドを使って環境を作成します。

    az containerapp env create \
        --name $myAppContEnv \
        --resource-group $myRG \
        --location $myLocation
    

コンテナー アプリの作成

コンテナー アプリ環境のデプロイが完了したら、Azure Container Apps にコンテナー イメージをデプロイできます。

  1. containerapp create コマンドを使ってサンプル アプリ コンテナーのイメージをデプロイします。

    az containerapp create \
        --name my-container-app \
        --resource-group $myRG \
        --environment $myAppContEnv \
        --image mcr.microsoft.com/azuredocs/containerapps-helloworld:latest \
        --target-port 80 \
        --ingress 'external' \
        --query properties.configuration.ingress.fqdn
    

    --ingressexternal に設定すると、コンテナー アプリがパブリック要求で使用できるようになります。 このコマンドから、アプリにアクセスするリンクが返されます。

デプロイの確認

az containerapp create コマンドから返されるリンクを選び、コンテナー アプリが実行されていることを確認します。

Screenshot showing the sample app running in a browser.

リソースをクリーンアップする

不要になったら、az group delete コマンドを使って、リソース グループ、コンテナー アプリ、そこに格納されているその他のリソースを削除できます。

az group delete --name $myRG