HTTP with Microsoft Entra ID コネクタ
Power Automate の Microsoft Entra ID には、類似した 2 つの http コネクタがあります。
HTTP with Microsoft Entra ID (事前認証)
HTTP with Microsoft Entra ID
これらはプレミアム コネクタであり、トリガーがありません。したがって、Microsoft Forms や SharePoint など何か別のものでフローをトリガーするか、手動でトリガーする必要があります。
HTTP with Microsoft Entra ID (事前認証)
このコネクタは、Microsoft Entra ID で認証されているさまざまな Web サービス (SharePoint API や Dataverse API) からの、またはオンプレミスの Web サービスからのリソースのフェッチに使用されます。
次のスクリーンショットは、現在使用できる 2 つのアクション (Web リソースの取得および HTTP 要求の呼び出し) を示しています。
Web リソースの取得アクション を使用すると、HTTP GET 要求を発行して Web リソースを取得することができます。
HTTP 要求の呼び出しは、GET、DELETE、PATCH、POST、PUT などのような既知の HTTP コマンドのいずれかを使用して、エンドポイントからデータにアクセスするのに役立ちます。
HTTP with Entra ID コネクタに関する既知の問題や制限事項には、以下が含まれます。
コネクタは、要求の本文を base64 エンコードに変換します。したがって、この形式の要求の本文に対応したネットワーク サービスの呼び出しに使用する必要があります。 このコネクタを使用して、生のバイナリ形式の要求本文に対応したネットワーク サービスを呼び出すことはできません。
{ "error": { "code": "Forbidden", "message": "" } } のようなエラーが発生した場合は、このコネクタでスコープ セットが制限されている可能性があります。 シナリオでさらに高度な作業が必要な場合、HTTP コネクタを使用するか、カスタム コネクタを作成してください。
接続ごとの API 呼び出しの制限は、60 秒ごとに 100 件の呼び出しです。 詳細については、既知の問題と制限 を参照してください。
HTTP with Entra ID (事前認証) コネクタの使用例として、Microsoft Graph に対して HTTP 要求を呼び出し、ログイン ユーザーの情報を取得することが挙げられます。